あっきーブログ

走れ!ホーネット!

みなさま日々の生活お疲れ様さまです。

あっきーです☆


おかげさまで大盛況に終わった5月のAZRAELライブから、レコーディング作業もほぼ終わり、いよいよ歌入れを少しとミックス、マスタリングを残すのみとなりました。




そんな折り、弟の初盆を目前に控えてふと実家に帰りまして、




両親から命じられるがままに久しぶりに屋根裏の物置きを整理していたところ、




すっかり記憶の彼方へ葬られていたこの子を発掘いたしました!







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ホーネットです!!!





オーネットではありませんよ?




タミヤ ホーネットです!!!








コロコロコミックを読み耽っていた小学校高学年のあのころ。

みんなラジコンに夢中でした。

街の模型屋さんのショーウインドウにラジコンの箱が飾ってあって、
トランペットを眺める黒人少年のように、憧れの眼差しで見つめていました。



テレビ東京のタミヤRCカーグランプリも毎週見てました。


今思えば小倉智昭さんがナレーターだったんですなぁ。



ホーネット、グラスホッパー、ホットショット!なつかしいです。



ラジコンは当時で本体が10000円、プロポが15000円、バッテリーが6000円くらいしてたと思います。

合計30000円以上ですよ!



とても小学生のお小遣いでは買えません。



そのため、毎日家の皿洗いをお手伝いして、お給料一回100円をもらってコツコツ貯金しました。


お年玉とあわせて、いつか絶対買いたいなぁと。


汗水垂らして働いて、夢のために一生懸命お金を貯めたんです。


そして、ある程度お金が溜まったら、あとは親がお金を手伝ってくれて、タミヤ ホーネットをフルセット購入してくれたんです。


嬉しかったなぁ!!!



フルセット買ってもすぐ走るわけでなく、プラモデルのように組み立てなくてはいけません。


難しいところはお父さんに手伝ってもらいながら、3日くらいかけてじっくり完成させました。





走らせた時の感動と言ったら!!!







当時何種類か発売されている中でホーネットとグラスホッパーで悩みましたが、おいどんは、やはりブラックボディの印象の強いホーネットを選んだのです。


当時から好みは一貫してますな。


どうですかこのカスタマイズ!
80年代のかほりがプンプンしますね。
基本的なデザインセンスはこの頃から変わってないんですね自分、、、汗。


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たわば!って、これは週刊少年ジャンプの北斗の拳を切り抜いたんでしょうかねぇ。。。




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アシュラマンやゼルダの伝説のシールとか切り抜きもあります。













このホーネットを、いちばん最後に走らせたあの日のことを、今でも覚えております。






東京では公園で大切に大切に走らせてました。




ともだちと一緒に走ったりして楽しかったなぁ。。。






そして、その夏がやってきました。







夏休みに弟と、おじいちゃんとおばあちゃんのいる佐渡ヶ島に帰省して一緒に走らせてたのですが、




そこがちょうどおじいちゃんの田んぼのすぐそばの、用水路の横の小道だったんです。




その用水路の小道を全速力で走り抜けるホーネット!





弟は自転車でそこらへんを走りまわり、ラジコンを追いかけたりしてました。




楽しかったなあ。




タミヤの伝家の宝刀「オイルダンパー」の効きも素晴らしく、




まさに蝶のように舞い、蜂のように刺す!




素晴らしい走りでした。







田舎なのでどこまでも走らせることができます。




ラジコンの電波が届かないくらい遠くへ行ったので、反転すべく華麗なターンを決めました!



さてホーネットはこちらへ全速力で走っています。



おおっと!



ふと気がつくと、だんだん道をそれて横の用水路に落ちそうになっているではないですか!






これは大変です!




大至急ハンドルをきらなくてはなりません。






ここで、みなさまご存知の通りバツグンの知能指数で知られる我が頭脳ですが、






さすがにこのときばかりは、いささかの混乱をいたしました!






ホーネットはこちらへ向かっている。




こちらから見て右側には用水路がある。







いま、ホーネットは全速力でこちらへ向かって走行しながら、

右側の用水路に落ちようとしている。






さて、問題です。

ハンドルは左右どちらに切ればよいでしょうか?







こんな難しい問題、一体誰が正解できるでしょうか?








さて正解は、、、

右側にハンドルを切る!です!







がしかし!




おいどんのプロポは当時全盛期だったスティック型。



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レバータイプなので、一瞬混乱しました!








えと。






右?






左?










はい左っ!!!












というわけで、










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見事、ホーネットは用水路へダイブ!!!笑。








その瞬間を、スローモーションでハッキリと記憶しております。










ああっ!ホーネット!!!(絶叫)






命より大切なホーネットがっ!!!(号泣)
















バカ!





オレのバカ!!!







山盛りバカっ!!!












どうして左に切っちゃったんだっ










おいどんもすぐに用水路へダイブ!!!













沈みゆくホーネットを緊急救出いたしました!















この不慮の事故により完全に水没したため、







電気系統がショートしたらしく、走行不能になってしまい、、、







泣きながら家に帰りました、、、


















心が、、、折れていた。。。

















あっきー少年のラジコンライフは終わりました。




















で、









あれから30年以上、実家の屋根裏の物置きに眠り続けていたのです!!!








あれから30年ですよ!







今の自分なら、直せるかもしれない!!!










というわけで大至急ピットイン。








車内には、30年前の干し草がところどころに残っていました。





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これはすごい笑。
当時はハンダ付けなんて出来ませんでしたし、熱収縮チューブも絶縁の意味もわかってなかったんですね笑。
まあ走ればいいや!ということだったんでしょう・・・今の自分ならきちんと出来ます☆


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オイルダンパーにオイルを補填しました!なつかしい〜
ピストンをちょこちょこ動かして、こうしてしばらく放置して空気を抜いたりするんですよね。


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スピードコントロールを保護していたゴムは、経年劣化で固まってしまってました。
接点を紙ヤスリで磨いて綺麗にしました。


プロポは単三電池を八本も使用するんですが、これを電池の接点がサビていたので紙ヤスリで綺麗に。


その他もろもろ綺麗に綺麗にしてみました。








ここで、おそるおそる電池を入れてみたところ、




なんと普通に動きました!





30年間の乾燥期間を経て、問題なく動作しています!!!







あらためて、タミヤ模型、そしてフタバ工業の技術力に感動です。








すごいなあ日本の技術。。。






動作確認をしたところで、ギアボックスにグリスを塗りましょう!


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そして、当時憧れていたフルベアリングに!!!

当時は高価すぎて、選択肢にもならなかったような、、、

どうやらミニ四駆ブームのおかげで、安くなったみたいですね。




30年の時間が流れているわけですねぇ。。。








今年の夏、佐渡ヶ島にて、弟の納骨と初盆となるんですが、


この同じ場所で、


コイツを思いっきり走らせてやろうと思います!







お坊さんに念仏唱えてもらうのも供養なんでしょうが、




おいどんはおいどんらしく、弟が喜んでくれたらいいかなと。













また水没したりして笑。






























  1. 2018/07/17(火) |
  2. 日記

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