あっきーブログ

DIGITAL AUDIO TAPE



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さて、以前も書きましたが来年はギター弾き始めて30周年!


初心に帰るということで、

先日ふと思い立ち、

実家に帰って押し入れをひっくり返しまして、

なんと!

25年ほど前のDATを発掘しました!


DATデッキもごっついのを持って帰って来たよ!



「DAT」と言っても今の若い人は聞いたことも無いかもしれませんが、
これはデジタル・オーディオ・テープの略で、1990年代当時は音楽業界標準の規格だったんですだ。

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大きさはカセットテープよりひとまわり小さい感じ。

カセットテープはアナログ方式ですが、これはデジタル方式です。


早い話が「デジタルだから普通のカセットテープより音質が良いYO!」ということで、当時のプロ用機材で、ずっと憧れでした。




ギターを弾き始めた1988年。

やがて、いろんなリフとか曲を作ってはMTR(マルチ・トラック・レコーダー)という、カセットテープに吹き込むようになります。

4トラックにたくさんの曲を録音したのですが、吹き込んだまま聞き返すこともなくそのテープもやがてどこかへ行ってしまうということが常態化しておりました・・・笑。




というわけで、そうした楽曲をトラックごとの音量調節などをしてこのDATにミックスダウンし、いちおうの曲というかたちにまとめて「マスター」という形で整理整頓して残すことにしてたのです。


当時の日付などもインデックスに記入してました。



思い起こせば1993年。

SONYからDATウォークマンが発売するとまっさきに購入し、
自分のデモテープのマスターダビングはもちろん、乾電池駆動も出来るのでライブを録音するのにも使用しましたね。

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さて、そんなDAT。。。



はたして25年も前のテープが、2017年の現在でも再生できるのか?




ドキドキしながらトライしてみましたが、、、



見事!!!




再生してくれております・・・すごい!!!



たまに、、、ガサガサっとエラーになってしまいますが、多少ら仕方ないですね。





というわけで、大至急、PROTOOLSに録音して永久保存することにしました!


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現在は2017年。

自宅のコンピューターのPROTOOLS上で、

プロのスタジオクオリティのWAVESのEQやマキシマイザーをかけて再生することが出来るなんて・・・

まさかこんな時代が来るとは思ってませんでした。


これは、まさにデジタルの進化のおかげです。

当時1億円くらいしたスタジオのSSLやNEVEのコンソールが、自宅でデジタルで再現できちゃうんですから!
しかも個人でも導入できるお値段で!




こうして技術の進歩を体感すると、なんとも感慨深いものがあります。



電車で例えるなら、石炭で走る汽車から、特急列車になって、現在は新幹線になった、というくらいの進化ですね。








で、肝心の収録されている曲ですが・・・



うっ・・・ダセェ!!!




クソダセェ!!!



へったくそぃ!という感じで、今の自分からすると突っ込みどころ満載ですが、




それでも当時にしかない「若き情熱」がしっかりと封じ込められていて、まさに初心に帰る思いです。






こんな風に25年前の自分のプレイを時空を超えて聞いてみるのも、新鮮で良いものですね☆




当時はドラムマシンというものを持っておらず、CASIOの安物キーボードのドの音がバスドラム、ミの音がスネアドラム、シがハイハットとか割り当てられてるのを、リアルタイムでドンタンドドタンと指でプレイしていました。

これはかなりキツかったですよ!笑。

そして最初は4トラックでしたが、やがて8トラックのMTRを購入して、さらに待望のリズムマシンも購入して、、、と次々に機材を増やしながら、いろいろやってましたね〜

さて、そんなこんなで発掘された当時のデモ。

ちょっとお恥ずかしいですが。。。アップしますね☆

1994年のDEMOです。

Roland D-50の有名なプリセット音色、"Digital Native Dance"に触発されて作った曲。
ドラムを安物カシオトーンで手でリアルタイムで叩いているところがポイントです笑。

MTRは当時のYAMAHA MT8Xの8トラックカセット式。
ドラム1トラック、ベース1トラック、シンセ1トラック、バッキングギター1トラック、ソロ4トラックだと思います。





こちらはお金を貯めてついにドラムマシンを買って嬉しくてニコニコしながら作ったものです。
イングヴェイとトニー・マカパインの影響が強いですね!




こちらはRoland D-50の"Fantasia"の音色に触発されて作った曲。





お恥ずかしいですが、まさに若気の至り。

若くてヤングな情熱のパッションがファイヤー!!!しておりますね笑。








それにしても今回思ったことは、



80年代から90年代って「デジタル」というものが神格化され、


その神話の下に技術革新が進んで来たんだなあ、ということです。





時計もデジタル表示!

自動車のメーターもデジタルメーター!

ディレイもデジタルディレイ!



デジタルは良いことだ!デジタルはカッコイイ!


デジタルというだけで、未来を感じることが出来ました。




2000年代からは、「ちょっと待てよ?実はアナログもよかったんじゃ?」という風潮も復活してきて、現在ではレコードが見直されたりしてますね。

たしかにギターのエフェクターもデジタルディレイだと音がクリアすぎて、主旋律を邪魔してしまうことがあり、やっぱりアナログの方が適度にこもった音になって良い感じという場合もあります。

PROTOOLSなどでは、いかにアナログテープのサウンドに近くするか、というプラグインが多数発売されてるのも興味深いですよね。





デジタルとアナログ、それぞれの良さをきちんと把握し、ケースバイケースでチョイスしていく、


そのセンスが、今の時代には問われている気がします☆






そんな感じで、またしても原点回帰!!!な気分です。










さてさて、そんなこんなで、ちびらりの年末ライブが決定いたしました!



恒例のアントンさん企画にまたまた参加させていただきます☆





「目黒アミューズメントパークVol.47」
〜2017年末スペシャル〜


会場:東京 目黒ライブステーション
出演:AREDREDS/さかもとえいぞう/ポツダム巨人軍/ちびらり/JULiC/HELL DUMP/HELL FIRE/Heaven's Tragedy/RASTEIN


大先輩のさかもとえいぞうさんをはじめ、たくさんの素敵なバンドさんとライブ納め!!!めっちゃ楽しみにしております☆



→チケット取り置きはこちら



あらためて思うと、自分が高校生のころ、いつか大人になったら買いたい!と夢に描いていた機材を、

いまこうしていろいろ買うことができて、音楽活動が出来てるんだなあと、しみじみとありがたみを感じますね☆







そんな初心に帰る気持ちでギターを弾きますので、ぜひみんな来てね〜(^○^)
  1. 2017/11/20(月) |
  2. ギター・エフェクター

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