あっきーブログ

あっきー物語#2

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすいナイーブな美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#2>

早速家でギターケースを開けた!

つ・い・に!!!

買って来ましたよエレキギターーーッ!!!

なにやらケーブルもついてるな。
えーと、これどこに挿すんだろ?あっ!ギターの横に穴が開いてる!
そしたらここに挿して、、、カチッ!!
おお!カチッて言ったよ!!
もう片方は・・・あれ???どこに挿せば???

ギタリストあっきーの目の前には思わぬ巨大な壁が立ちはだかっていたのである。

当時ギターアンプというものを知らず、エレキギターさえ買ってくれば「あの音」が出ると信じて疑わなかったのだ。店員のヘビメタお兄さんはそれっぽいことを説明してくれようとしてたと思うのだが、あの長髪があまりにも怖かったためにすぐお金を払ってさっさと持ってしまったのだ!

まわりを見渡すとなんとなく家のミニコンポに同じ大きさの穴が開いていた。
「ここだ!ここに違いない!」
とりあえずその穴に接続してみた!
今考えれば相当アバンギャルドな使い方である。(注:良い子はマネをしてはいけません)

無理矢理コンポの電源をスイッチオン!

「ジーーーーガサガサ・・・」ついに音が出た!!!

あっきーは万感の思い込めて、Cのコードをピッキングした!!

「ぽよ~ん」

な、、、なんだこの情けない音は!!!
全然HOTEIさんの「ジャーーーン!」というカッコイイ音が出ない。
これではGIGが出来ないじゃないか!!!
不良品かコレは???
よくわからないままに、それから一週間ほど「ぽよ~ん」という音でギターを弾いていた。

そんなある時、中学のクラスメイトが教室にエレキギターを持って来た!
おおお!君もやっていたのかエレキギター!
どうやら彼は違うクラスの友達とバンドを結成したらしいのだ。
「今日、Aスタジオでリハーサルね!」とバンドメンバーを話をしていたのが、すっごくかっこよくてうらやましかった。
「ぜひオレも仲間に入れてくだちゃい!」と全力で言いたかったが内気なあっきーはそれを言い出す勇気がなかった。
なぜならばオレは「ぽよ~んギタリスト」なのである。。。
オレが加入したら、「ぽよ~ん」という音できっとみんなに迷惑をかけてしまうに違いない。。。

その日、彼は放課後の教室でエレキギターの練習をはじめた。
「エレキギターだ!」とクラスのみんなが彼の周りに集まって来た。
ちょっとしたヒーローである。
彼は電池で駆動するちいさな黒いスピーカーを持って来ていて、ギターをそこにつないだ。

「ジャーーーン!」

これ!!これなのよ!!!オレが出したかった音は!!!

この黒いスピーカーが必要だったのか!!!

それが「ギターアンプ」と呼ばれているものだと初めて教えられ、「エレキギターとは、ギター本体とギターアンプがあって初めて楽器となるのである」ということを学んだのである!

そして後日、その友人から例の電池駆動の超小さなギターアンプを譲ってもらった。
たしかファミコンのテトリスのカセットと交換だったと思う。
「ジャーーーン!」のためなら、テトリス安いもんである。

ついに自分の部屋で「ジャーーーン!」が出た!

この時の感動はなんと表現したらいいのだろうか。
初めてバイクに乗ったあの瞬間のドキドキにすごく近いものがある。
(バイクと言っても原付だけど・・・)

もうとにかくこの「ジャーーーン!」だけで、一週間は酔いしれることが出来た。

一日の授業を頑張って我慢して、大至急学校から帰って来て「ジャーーーン!!!」
夕飯食べたらまた「ジャーーーン!!!」
お風呂に入ったらまた「ジャーーーン!!!」
寝る前歯磨きしたらまた「ジャーーーン!!!」
もう嬉しくて仕方がなかった。

しかし「ジャーーーン!」だけで一週間ほどたつと、そらーさすがに飽きてくるものである。

「ジャーーーン!」は出たが、あの歌のバックでリズムを刻む「クックックックッ」という音が出ない!
どう頑張っても「ジャーンジャーンジャーンジャーン」になってしまうのだ。
あの「クックックックッ」とエッジの立った音はどうやって出すんだろう???
あの音が出せなければBOOWYのマリオネットが弾けないのである!!!

あっきーの目の前にまたしても巨大な壁が立ちはばかるのであった。

オレは考えた。考えに考え抜いた。

そうか!

これはきっと電池駆動のちいさなアンプだからにちがいない!
ちゃんとコンセントで駆動するしっかりしたアンプならば、あの音が出るに違いない!とあっきーは確信した。

そこで、ちゃんとしたギターアンプが欲しいなあと思っていたところ、突然友人から「15Wの小さなFender練習用アンプとFenderJAPANのストラト買わない?」という話が来たのである!
ギターとアンプとセットで、2万円でどうかという話である。

あっきーはその話に飛びついた!


これでついにあの「クックックックッ」が出せるにちがいない!


ついにちゃんとした電源から音が出るアンプ!!!


アンプの電源を入れると、赤いランプが煌々と光り輝いた!!!



おお!!



いくぜ!!!



ジャーーーン!!!




ジャーーーン!!!は出た。
電池駆動のものより、ずっとリアルな音で。


がしかし!!

どう頑張ってもあの「クックックックッ」は出てくれないのである。
HOTEIモデルでもフェンジャパストラトでも、どう頑張っても出ない!

ということはギターが原因でないことは明白である。

ならば答えはひとつ!

やっぱりアンプが悪いにちがいない!!

これはきっとこのアンプがオーバードライブだからに違いない!
ディストーションっていうやつだったらきっとあの音が出るのでは?
そうだ!そうにちがいない!!と思ったあっきーはまたも楽器屋に走った!

そしてまた長髪兄ちゃん登場!!!
「僕にディストーションをください!」
と言って頭の悪い中学生はまたしても店員さんの話を一切聞かずにBOSSのターボディストーションを購入!


そしてウルトラ大至急家に帰ってつないで音を出してみる。



緊張の一瞬!!






結果は、、、

「ジャーンジャーンジャーンジャーン」が




聞くに堪えないひどい音で





「ギャンギャンギャンギャーン!!」に変わっただけであった。。。





なんだこの耳に突き刺さる痛い音は。。。





あっきーは自分に出来る限りのあらゆる可能性にトライした。




もてる限りのお小遣いを駆使して頑張った。



これで・・・出なかったんなら・・・








もうダメだ。。。


















心が、、、



折れていた。。。









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  1. 2008/04/26(土) |
  2. あっきー物語

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