あっきーブログ

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あっきー物語#23

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いですが全19巻中の今10巻目にさしかかりました漢とかいておとこと読むそんな物語です好きな作家は村上春樹ですおすすめは「ねじまき鳥クロニクル」です「ノルウェイの森」より絶対おすすめですあとやはりシャーロックホームズシリーズは永遠の愛読書ですよワトスン君!こんなクソ長い話を最後まで読んでくれて本当にありがとう!!!!!!超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#23>





特訓が始まった。


文字通り特訓!である。


ギターが好きでギターの会社に入ったのに、何の因果かギターを全然弾いてなかった。



指が全然思い通りに動かない。。。

自分で情けなくなった。




しかし、ちびらりの次のライブは5月に決定している。


時間がなかった。。。
 

次のライブでの演奏予定曲は、6曲!!!


海彦が、オレのギターパートがわかるようにギターだけが入った音源を用意してくれた。

それにはちびらりの1stからの楽曲の他に、「ナンパバカ一代」と「熱砂の墓標」が含まれていた。


あの稲葉の脱退ライブを見て、あの熱いお客さんの盛り上がりの光景がまだ瞼に焼き付いて離れなかった。


ちびらりの演奏クオリティに追いつかなくては行けない!!

そうでなくては、お客さんの期待を裏切ることになってしまう!!!

ただでさえ・・・あいつらにさんざん説教をたれてしまったのである。



もう後には戻れない!!!



ゆえに、特訓!!!である。






海彦からは、「ギターソロについては、あっきーのセンスで変えてしまって構わないから♪」

と言われていた。

しかし、オレは、ソロの中で印象に残る大事なメロディは稲葉のメロディをそのまま再現することが正義だと思った。

だって、オレがもしお客さんだったら、ちびらりに新しいギターが入って、よくわからないフレーズをバンバン弾いていたら、

「なんだよそれ!心の中で一緒に歌えないじゃないか!」と思うから。


でも、いちギタリストから見て、このフレーズはこういう解釈の方がカッコイイんじゃ???という部分はあえて自分流にアレンジを加えて行った。

しかし、一番難航したのが、「ナンパバカ一代」のギターソロだった。


このソロは、稲葉の弾いたソロの中で、最も素晴らしいソロだとオレは思っている。

いかにも、あいつらしい、小気味良いフックの効いたソロだ。




オレはこのソロを完コピすることにした!!

稲葉よ!!!

オレがこのソロを弾き続けることによって、オマエはちびらりの中で永遠に生き続けるのだ!!!



ちびらりの初めてのリハーサルが行われた。

そこで、伊神先輩と加入して最初のご挨拶となった。

「先輩!海彦から聞いてるとは思いますが、このたび加入することになりました!よろしくお願いします!!」

「おお~!!佐々木~!!よろしく~!!」




嬉しかった。



ついに!

つ・い・に!!!

伊神先輩のドラムで、ギターが弾ける!!!





オレは、ASTRAL時代に泣きながら無理ローンで揃えたあのラックシステムを持ち込んだ。

オレにはオレの音がある。それは、このラックシステムの音だ。

こいつと、ずっと戦って来た。

自分なりにこだわりのある、自分が思う最高の音でなくては、先輩に対して失礼である!!!


そして、海彦から、ベースの進藤ちゃんを紹介された。

非常に礼儀正しい方で、しかも海ちゃんと肩を並べるくらいに音楽に対する造詣が深い!!!

「よろしくお願いします!」

「こちらこそよろしく~!!」


いい人だ・・・。

きっとこの人ともすぐに気が合うに違いない!!!


さすが、海彦があの大学で唯一の友達!と言うだけのことはある。。。

(っていうか海ちゃんあっちの大学で何してたの???)





そして、ついにリハーサルが始まった。



久しぶりのバンドでの演奏だった。


伊神さんのハイハットを感じて、ひたすらブリッジミュートを刻んだ。

そして伊神さんのバスドラに、自分の音を重ねた!!!

海ちゃんと、進藤ちゃんも、同じく重なってくる。

そしてその上を女帝さまの歌が乗ってくる。


それまで、客観的に見ていた、ちびらりというバンドに、今、自分は加入している。


それはすごく不思議な感覚だった。


少しマニアックな話になるが、リズムの話をしてみよう。
ちびらりというバンドでは、稲葉は前ノリでリズムを刻んでいた。
アイツは学生時代から常に前ノリだった。

前ノリというのは、

リズムの

いち、にっ、さん、しっ

の「いち」の「い」の部分にアクセントが来るタイプだ。まさにアイツの性格らしい。

それに比べて海ちゃんはお察しの通り、常にのんびりのそのそ後ノリなので笑。

「いち」の「ち」の部分にアクセントが来る。これも彼の性格だ。

さらに、、、たまにもっと遅れてアクセントがくるところがご愛嬌である.笑。

進藤ちゃんは、そんな正反対なツインギターのリズムの狭間で、器用にそれらとドラムとの間をとる、というタイプだ。

そして、オレは、リズムに関しては、常に「ジャスト」を心がけている。ASTRALはそういうバンドだった。

「いち」の「い」と「ち」の間だ。



次に音作りの話をしなくてはならない。

稲葉は高音と低音が強調されたいわゆる「ドンシャリ」な音を好む。

対して海彦は中音が強調された古くさい音を好む。

オレはどちらかというと、その中間。フラットな音を好む。

つまり、オレが加入したことによって、ちびらりのリズムは稲葉在籍時より全体的に丸っこくなり、
リズムも若干後ノリの方向になったわけである。


きっと、最初、女帝さまは戸惑ったかもしれない。


しかし、オレはすごく満足していた。

このバンドの音を、もっとタイトにしたい!

もしオレがこのバンドに何か持ち込める要素があるとすれば、おそらくそれだけだろう。


稲葉には稲葉の良さがある。
でも、オレにはオレの持ち味があるのである。

あえて逆の立場で考えてみよう。

稲葉がいた頃は、サウンドはもっと攻撃的だったはずだ。

アイツの「ちゅんちゅん」で凶暴な音が、バンドの魅力であったことはオレが一番よくわかる。

オレが加入したことによって、その凶暴性というものはもしかしたらなくなってしまったかもしれない。

なんとなく落ち着いた感じになった、と言えなくもない。

でも、タイトにはタイトの凶暴性もあるのである!!!

そう。バンドは、本当に奥が深いものなのだ。



そして、ついにライブ当日を迎えた!!!








果たして、オレは、ちびらりファンのみんなに受け入れてもらえるのだろうか???

客席からブーイングや帰れコールは起こらないだろうか???

石は飛んでこないだろうか???

チケットの払い戻しはないだろうか???


不安だった。



でも、心強い味方がいた。

あのとき稲葉の脱退ライブを見に来たみんなが応援に駆けつけてくれたのだ!!!

スガッチ、ナナ、そしてヨシミはビデオ録画係をかってでてくれた!!!

「店長の晴れ姿!オレがしかと撮影しまっせ~!!!」と言ってくれた。


オレは、本当にいい友達をもって幸せ者である。。。


勇気百倍だった。



1曲目、インストの女帝光臨!!!
この曲はちびらり加入当初、海彦と酒を飲んでいて、やっぱりメタルバンドのライブのオープニングは、
インストからファストナンバーというのが定石だろう!ということで急遽、海彦が作曲した新曲だった。

そして続けざまに比翼の眷族のイントロ!!あえてオレは強烈なフランジャーをかけた。
それは、「新しいギタリスト入りましたー!」という挨拶代わりである。
この曲は1stアルバムのオープニングトラックだから、あえて違いを出すことで鮮烈にアピールしたかった。


曲の途中で、オレは伊神さんの方を向いた。

ちょうどお客さんにケツを見せている格好になる。

しかし、オレは伊神さんの方を見たかったのだ!!!



するとなんと!!!



伊神さんが!!!



オレにウインクをしてくれた!!!!!








あっきーはときめいた。





ト・キ・メ・キである!!!




「伊神さん!オレ、、、感無量ッス!!!」





あっきーはさらに勇気百倍になった!!!






そして続く「ナンパバカ一代」!!!

かねてから、ちびらりのフロントのステージングに不満があったオレは、ここぞとばかりに動いた!!!

上手から下手へ。

華麗なステップで移動である。




伊神さん!下手へ行ってお客さんにごあいさつして参ります!!!





海彦よ!

よーく見ておけ!!!

おまえにはさんざん「ステージングがまるでなってない!」と説教してきたが、

これが、元・ビジュアル系!プロのステージングである!!!





そしてビデオカメラを回しているヨシミ!!!


この華麗なステップを見よ!!!




どうだ!!!これが、オレのパフォーマンスだ!!!


そのカメラでよーく撮影しておけ!!!







オレが下手へ行くと、海彦もそれに呼応して上手へ移動。


チェンジ完了である!!!




オレは下手のファンのみんなに敬礼をしてご挨拶をした!

「こんにちわ~!!新しく入りました~!!よろしくお願いします~!!」というメッセージである!!!



そのとき!!!




大変うれしいことに、下手のみんなが「わ~~~!!」と盛り上がってくれたのだ!!!


そしてなんと!!!


オレに向かって拳を突き上げてくれた!!!








嬉しかった。


本当に嬉しかった。





ずっと石が飛んでくるのではと思っていたのだ。


まさか、みんながこんなに暖かく迎えてくれるとは!!!



ちびらりファンのみんなは、なんてやさしいんだろう。。。



このやさしさに、オレはどう応えたらいい???




その、突き上げた拳に!!




今!!



オレはどう応えるべきなのか!!!








答えはひとつ!!!





全力で!!!




しかもウルトラ大至急!!!






あっきーはその突き出された拳に、自らの拳を重ね合わせた!!!





拳と拳がぶつかり合い、心を通じ合った!!!



ハート・トゥ・ハートである!!!





あふれる感動!!





はじける青春!!!





















その瞬間!!!








あれっ???




ゆ、、、床が、、、床がねえっ!!!








ストン・・・♪




も、もしかしてオレ、
ステージから落ちちゃってるみたいだけどこれ大丈夫???




ピンチです!!

これはピンチです!!

なんとかして、この場を乗り切らなくては!!!

どうしよう???

どうしよう???

どうしよう???


カチッ(あっきーを操縦するアタマの中のカブトムシが変なスイッチを押した音)




「だあああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!」







もう、

これしかなかった。








両手を突き上げ、雄叫びを上げる!

もちろんギターは完全に仕事放棄!!(注:ナンパバカ一代演奏中です)

でもオレがダーーー!!!したら、みんなはさらに盛り上がってくれた!!!



なんていい子たちなんだ!!!



普通、自分が好きなバンドのギタリストが抜けて、新しくギタリストが入って、
そのギタリストが加入して始めてのライブで、そいつがいきなしステージから転落したら、オレだったら絶対がっかりするよ。。。


なのに、みんな、オレを助けてくれた!!!

本当に、本当にありがとう!!!


ライブが終わって、後日、海彦から連絡があった。


「あっきー大変!!なんかあっきーのことがWikipediaに書かれているみたいだよ!」


オレはマンモス大至急Wikipediaへ飛んだ!!!

そこにはこう書かれていた。。。

「最新加入メンバーである佐々木顕博は2006年5月7日のライブでギターを演奏したまま客席にダイブを決行、以降「フライングギタリスト」として各方面からの注目を浴びている。」


なんだか知らないが、ものすごい勢いで話がおっきくなっていた。。。笑。



でも、この文章書いた人、すっごくいいセンスしてる!!!

こういうセンス、大好き!!!

いいなあ。ちびらり。。。





そしてその後、海彦の家で、ライブビデオを見せてもらった。




ヨシミはご丁寧にあの決定的瞬間をカメラに押さえていてくれた。。。



本当は、もう記憶から消してしまいたかったのに。。。





やっぱりオレはいい友達をもって、本当に幸せ者である。。。









そのライブ映像の途中で、メンバーが一人、一瞬にして画面から消えていた。。。






引田天功も真っ青の、まさにイリュージョンであった。。。








ある意味、これが、、、





正真正銘、「プロ」のステージングというやつなのか。。。笑。










いや、いくらなんでも「プロ」すぎるからオレ!!!





次のライブは7月だった。


リハで会場に入る時、ファンの皆さんに言われた。



「あっきーさん!今日は落ちないんですか???」



「いーえ今日は落ちませんッ!!!」






いいなあ。ちびらり。。。

こういうセンス大好きである!!!





いつかまた、ステージから落ちる日が来るかもしれないが、もしかしたら来ないかもしれない。。。

皆さん、ぜひ、緊張感あふれる、ちびらりのライブを見に来てください。。。





<あっきー物語・未完>



  1. 2008/04/29(火) |
  2. あっきー物語

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著者:あっきー


おいどんのプロフィールは
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