あっきーブログ

あっきー物語#14

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでした最近ずっと韓国ドラマにはまっています超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++






<あっきー物語#14>



オレたちASTRALは大至急!!緊急ミーティングを開いた!!


豊川くんが言った。


「みんな、あの黒人見ただろ???オレ、わかったことがひとつだけあって。オレたちテクニックじゃかなわない!」


「そんなんオレらだってわかるわい!!!」



「こうなったらもう、おまえらに、このSCENEという曲の歌詞の意味を今ここで発表する!」



「は???」





そういえば、オレたちこれまで自分たちの楽器の演奏でいっぱいいっぱいで、

豊川くんの歌詞なんて全く気にしてなかったよ。。。



いったいこれはなんのシーンなんだい???






「この曲はな、、、オレが、、、、、オレが、、、」



「オレが、、、、、大好きな彼女と別れたときの曲だーーーっ!!!」







「なっなんですってぇーーーッ!!!」



そして豊川くんは、生々しい恋愛の話を語った。


その話は、悲しいほどに生々しかった。



涙なしには聞けない話だ。



その話に、オレたちメンバーのハートが震えた!!!









そ、、、そんな悲しいことが!!!豊川くん!!!







そして豊川くんは、歌詞の朗読を始めた。






メンバー全員でそれをじっと聞いた。






メンバーの心が、あの瞬間、初めてひとつになった。




豊川くん。



君がこの歌に託した思い、



オレたちしかと受け取った!!!







我々メンバーは、その思いを胸に、

オレたちに出来る限りの最高の演奏をすることを君に約束しよう!






だからバックはオレたちに任せて、




君は、今夜、最高の歌を聴かせてくれ!!!






オレたちは演奏した。

間違いなくオレたちが演奏したSCENEの中で最も心がこもった演奏だった。





どうせ優勝するのは、あの黒人のバンドだろう。


テクニックでかなわないのは百も承知だ。



でも、オレたちにはオレたちの音楽がある!!!




細かいミスはあった。


でも、なんだか普段のオレたち以上の演奏が出来た気がした。




こういう修羅場を超えて、またひとつ、バンドが大きくなった気がした。

それだけで十分だった。ここに来た甲斐があった。







コンテストの結果発表がなされた。













グランプリは、、、



























ASTRAL!!!




















耳を疑った。。。

信じられなかった。。。




オレは生まれて初めて、声をあげて泣くことを自分に許していた。






審査委員長のミュージシャンの洪栄龍さんが、オレたちに言った。



「オマエらの演奏。ヘタくそだけど、すごくハートがあったよ。」



このコンテストに優勝すればすぐにプロになれるとかそういうんじゃなかった。
楽器屋さんが主催したただのコンテストなのだ。



でも、オレたちにとっては、一生忘れることの出来ない貴重な経験となった。



みんなで豊川くんの家に行って、酒を飲んだ。

浴びるほど飲んだ。

豊川くんのお母さんがお寿司をとってくれた。

そのお寿司は、今まで食べた中で一番おいしいお寿司だった。






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  1. 2008/04/27(日) |
  2. あっきー物語

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