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あっきー物語#11

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんですが初めて好きになったアイドルは南野陽子さんです超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++



<あっきー物語#11>




大学の文化祭。

校舎では、様々な音楽サークルが各教室をライブハウスに改造して文化祭ライブを行っていた。

そのときオレはピンクレディーのコピーバンドをやっており、フェイクファーのコートに身を包み、下はパンツ一丁という、いわゆるコートをふぁ~ひろげて「なぁ?」と言いながら女性に同意を求める「なぁ?おじさん」の変態コスプレをしていた。

誤解しないでいただきたいが、決してそういう趣味があるわけではなく、大学の学園祭のノリとはそういうものなのである!!


その「なぁ?おじさん」の格好のまま、本番まで少し時間があったので他のサークルは何をやってるんだろうと校内をウロウロしていたのだ。(そんな格好でウロウロすな!)



すると、違う教室からものすごい歌声が聞こえて来た。

印象的なハスキーボイスでビブラートがものすごく深い。


一瞬、プロか???と思った。



教室のドアを開け、そのバンドの演奏を聞きに中に入った。




茶髪長髪を後ろに結わえ、端正な顔立ちの男がものすごい勢いで歌っていた。





すごい声だ。声にパワーがある!!!

とにかく、すごいパワーを感じた。

こいつすげえ!!!



ずーーーっと聞き入っていると、ボーカルの彼が、「リハ!リハ!」とオレに向かって言っているではないか。

ん?たしかにお客さんは他に誰もいないけど。。。

「リハだから出て行けってか???いーやオレは出て行かん!なぜならば今オレは君の歌に聞き惚れているのだ!」
と心の中で返事をして、ピンクレディーの「なぁ?おじさん」は教室で仁王立ちしていた。

リハが終わると、オレは無言で部屋を後にした。



本当はオレは彼に駆け寄って声をかけたかった。話がしてみたかった。

もしも万が一、彼と一緒にバンドが組めたら、きっと最強だろう、と思った。





がしかし!!!



忘れてはいけない、大切なことがあった。。。





今、オレは、、、


ピンクレディーの「なぁ?おじさん」のカッコをしているわけである笑。




その「なぁ?おじさん」が、ボーカルの彼に駆け寄って行って、、、




出来ることが何かひとつあるとすれば・・・




「なぁ?」と言ってコートの中身を見せてあげることくらいしかない。。。






「オマエいったい誰なんだ!」という話になるに決まっている。。。




どうしようもなかった。。。











ご縁がなかった。。。







あっきーは、そう自分に言い聞かせて教室を後にした。。。











うちのサークルの文化祭は大成功で幕を閉じた。

オレの「ピンクレディーなぁ?おじさん」がどれだけ貢献出来たのかわからんが、まあ全体として盛り上がったことは確かだ。



その文化祭の打ち上げが、盛大に行われた。サークルのみんなで文化祭の成功を祝った。



その打ち上げをやっている居酒屋に・・・なんと!!!

あの「リハ!リハ!」と言っていたボーカル君とそのバンドのドラムが、突然ぷらっと顔を出したのである!!!



その居酒屋はうちのサークルの御用達なので、通常は他のサークルの人間はまず来ることはない。
しかし、そのバンドのドラムのヤツが、うちのサークルの女の子がカワイイ!と言ってどうしようもないので仕方なく連れて来たということらしい。
ドラムのヤツは一生懸命女の子とお話をしているが、オレはそんなの全くかまわず、そのボーカルのやつにすごく運命を感じた。

あの時、オレは、確かに「ピンクレディーなぁ?おじさん」の格好で、彼に声をかけることが出来なかった。

しかし!今、オレは、少なくとも「なぁ?おじさん」ではない!!!


こうして彼がこの場に来たのは、間違いなく何かの縁だ。



オレは意を決して彼のところへビールを注ぎに行った。







彼はオレの注いだビールを一気で飲んだ後、、、





「あっ!・・・」と言った。




面が、

割れていた。。。






ここはもう、開き直るしかない!!!



「ああそうだとも!オレはピンクレディーのなぁ?おじさんだ!!キミのバンドのリハーサル、しかと観させてもらった。キミの歌は、すごくパワーがあって思わず聞き入ってしまった。初対面でこんなこと言って失礼かもしれないが、、、もし、君がギタリストを探すようなことがあったなら、オレに一声かけてくれないか」と言って、自分のオリジナル曲(ギターインスト)を吹き込んであるカセットテープを彼に手渡した。



正直、彼とバンドが組んでみたかった。


彼はとまどいながらも、鞄から手帳を取り出し、1ページを破って自分の連絡先を書いて渡して来た。



紙には「豊川竜也」と書かれていた。




そこで、オレもカセットテープのラベルに自分の連絡先を書いて渡した。


まだ、携帯電話が世に広まる前の話である。


お互い実家の電話番号しかない。




実は期待していた。オレは彼とバンドをやりたかったのだ。





しかし2日たっても、3日たっても、彼から連絡はこなかった。



一週間後、ついに豊川くんから電話が来た!!!




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  1. 2008/04/27(日) |
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