また今回も機材ネタですだ〜
なんだかほんとに物忘れがひどくなってきたので、もうこうなったら本気で備忘録を作ることにしました笑。
誰かの何かのお役に立ちますように☆
※参考にされる方はあくまでも自己責任でお願い致します〜ではtc.electronic G-Forceの電池交換!

1997年発売。
当時の定価がたしか20万以上だった高級エフェクターで、かなりの衝撃でしたね〜
だってさ、何と言っても!
Gフォース!!!名前が強そう!!!
ガンダム世代にはたまらないネーミングでしょ。G-Armorみたいでカッコいい!笑。
そして名前に負けず劣らず、性能は発売当時はほんとに最高峰で、現在でもまったく見劣りしません。
いまだに愛用してるプロも多いですからすごいですよね。
そういえば発売が97年ということは、なんと今年で発売20周年だったんですね。
90年代から2000年代にAxe-fxが登場するまで、このG-Forceが空間系ギターエフェクターの間違いなく頂点でした。
EventideのH3000とかもありましたが、すんばらしいんだけどめっちゃ高いし、ライブで使うにはやはりプログラムチェンジのタイムラグが気になったんですよね。
フットスイッチで切り替えると、「どっこいしょ」という感じで、0.5秒から1秒くらい音が切れてしまうんです。
あと安定動作に117Vが必要っていうのがまた扱いにくく。。。
おいどんがG-Forceを選んだ理由は、やはりプログラムチェンジの速さ!
そしてチェンジしたときに、前のディレイの残響音が残るスピルオーバー機能が最高に素晴らしかったからです。
また空間系の音質も、北欧デンマークの会社らしく、湿度のある奥行きのあるサウンドです。
国が違うと文化も違うんですよね。。。
Eventideも高品位ですが、どこかアメリカのカラッとした空気のイメージがあり。。。
もちろん設定でいろいろいじれるんですけどね。
いまはEventide H9を愛用してますが、ほんとはこのtc.G-Forceの湿度のあるサウンドが大好きです。
あとDETUNEが特に好きでしたね。
Chorusではなく、あえてピッチをほんのすこしずらすDETUNE。
2つのピッチを数セントずらして原音に混ぜることによって生まれるコーラス効果が最高でした☆
あともう一つ特筆すべきは、ユーザーインターフェースが画期的だったこと。

G-Forceには8つのEFFECTブロックがあります。
Comp、Filter(EQ、Resonance、Wah、Phaserなど)、Pan Tremolo
Pitch、Delay、Drive、Chorus/Flanger、Reverb
これらを液晶画面のアイコンを使って、直列にも並列にも、視覚的に自由に入れ替えが出来ます。
このユーザーインターフェースは、間違いなくAxe-fxがまんまパクってます!笑。
tc.electronic さん、コレ特許取っておけば良かったのに!!!
そしたらAxe-fxが売れるたびにチャリ〜ンチャリンと笑。
スマホで言うならiPhoneのユーザーインターフェースを、アンドロイドやXperiaがパクってるのと同じですね。
それくらいG-Forceのインターフェースは画期的でした。
しかし弱点もあり、空間系の音質は最高なんですが、プリアンプの音を直列でこいつに通すと、
一度アナログデジタル変換されてしまい、音質が変化してしまうんですよね。
おとなしくなってしまうというか、凶暴さがなくなってしまう。
その音も気にならないんなら問題ないんですが、やはりマーシャルプリアンプJMP-1の真空管のプリチューブの音をできるだけアナログのままパワーアンプへアウトプットしたい!ということになると、どうしてもミキサーが必要になります。
こうしてラックシステムは巨大化をはじめてしまうわけです笑。
むかしはこんなラックを使ってた時代もありました。
技術が進歩してEVENTIDE H9で全部出来るようになったのと、あまりにも重くってもうやめてしまいましたが、、、

ラックの配線図などはあっきーどっとこむのWIRINGの記事をご参照ください。
http://akkki.com/gallery/さて、そんなG-forceのバックアップ電池が、前回交換したのが2011年ということで、約6年。

そろそろ危ないかな!ということで、またまたメンテナンスですだ!
G-forceはPCMCIAカードも使えるので、念のためこのカードにプリセットをバックアップしておきます。

このカードなつかしいなぁ。。。90年代のパソコンはこのカードで機能拡張してたんですよ。
カード型のモデムをつないだりね笑。
いまみたいにUSBなんてなかったんだからっ笑。
で、そんなPCカードのMEMORY CARD仕様がこれ。
なんと容量256KBですよ?・・・しかもバックアップに電池が必要っていう・・・
いまこの仕様で新製品発売したらグーで殴られますよね笑。
現代のEVENTIDE H9とか、Blue ToothでiPhoneでバックアップなんて・・・当時想像すらしてなかったですよ。
そんな時代のエフェクターなんですよねG-Forceは。。。
おっとまた話が脱線してしまったぁ。
ではいよいよG-FORCEをオープン!

開いてみて思うことは、やっぱり中身は当時の超高級機。
良い素材つかってますねえ!

G-FORCEの使用電池はCR2032。
これを抜いてさくっと新品に入れ替えればよいんですが、、、
MEMORYカードにもさきほどバックアップしたし、、、
でも、、、なんか他に忘れてる初期設定とかあるかもしれないし、、、
出来れば・・・本体のプリセットも消さずにそのまま電池交換したい!!!
ということで、わたくし特製の、
スーパーバックアップシステムを使用します!
これです!

ただ単三電池を二本つないだだけ笑。
CR2032は3V。この電圧によって本体のメモリの記憶させてます。
単三電池は一本1.5V。ふたつあわせて3V!
これを本体の電池ホルダーのプラスとマイナスの端子に並列に触れさせて、
そのあいだに古いCR2032をさくっと交換!
わかりますかこのなんともスリリングな感じ!!!
小さな端子ゆえクリップも使えず、かといってハンダもなるべく使いたくなかったので、端子を接触させてやりましたが、、、
一人で行うにはあまりにも難易度の高いアクロバティックな作業のため、、、撮れません写真なんて!笑。
もし出来れば、
可愛い彼女に「ねえ?ちょっとG-Forceの電池交換するからウチ来ない?」と言葉たくみに家に招き入れ、
「よ〜し、いまからオレが電池ホルダーのプラスの端子とマイナスの端子を接触させて3V通電させてるから、そのあいだに君はCR2032電池をさくっと抜き去り、そこに置いてある新しいCR2032と交換してくれないかい?」
ってなことが出来たら、その二人は初めての共同作業によってさらに愛を深めてゆくことになるかもしれませんね☆
(※マネされる方はあくまでも自己責任でお願いします)
というわけで、無事に電池交換が完了ですだ☆
そうそう本体のLED文字では「CHIBI-RARI」という文字がスクロールするようにしてたんですよ☆
当時のライブハウスで気がついた人はいたんでしょうか・・・汗。。。

■G-FORCE備忘録メモ

MIDI CHANNELは2を使用。CHANNEL 1はJMP-1に当てて使ってました。
これによって、GROUND CONTROLのような優秀なMIDIコントローラーを使えば、1番にはプリセット28を、2番にはプリセット1を、というふうに複数のMIDI機器のプリセットの個別コントロールがワンアクションで可能なのです。

プリセットはカードではなく、ユーザーバンクを使用。

フットMIDIコントローラーはGMC GROUND CONTROL PROを使用。

GMC GROUND CONTROL PROにエクスプレッションペダルを2つつないで、
コントロールナンバー7でボリュームを、16番でエフェクトボリューム、またはピッチチェンジなどを操作。

JMP-1とミキサーで並列にするので、キルドライをオンに。
こうすればプリアンプの音がデジタル処理された元音は出力されず、空間系のエフェクト音のみがアウトプットされます。
これによりギターのオーバードライブ音はアナログのままミキサーを通ってパワーアンプへ。
エフェクト音のみもミキサーを通ってパワーアンプへ。
芯がありつつ、空間系エフェクトも自然にミックスされます☆
最近はヴィンテージマーシャルにコンパクトエフェクターをメインにしてるのでラックシステムを使わなくなってしまったけど、まだまだ自宅では活躍してくれてます!!!
さてさて、そんなこんなで、ちびらりの年末ライブがいよいよ今週末!
恒例のアントンさん企画にまたまた参加させていただきます☆
「目黒アミューズメントパークVol.47」〜2017年末スペシャル〜

会場:東京 目黒ライブステーション
出演:AREDREDS/さかもとえいぞう/ポツダム巨人軍/ちびらり/JULiC/HELL DUMP/HELL FIRE/Heaven's Tragedy/RASTEIN
大先輩のさかもとえいぞうさんをはじめ、たくさんの素敵なバンドさんとライブ納め!!!めっちゃ楽しみにしております☆
→チケット取り置きはこちら初心に帰る気持ちでギターを弾きますので、ぜひみんな来てね〜(^○^)
- 2017/12/13(水) |
- ギター・エフェクター
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