あっきーブログ

あっきー物語#20

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いですが全19巻中の今10巻目にさしかかりました漢とかいておとこと読むそんな物語です好きな作家は村上春樹です超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#20>




後日、あらためて海ちゃんにライヴの感想を伝えた。


「海彦!ちびらり、想像していた以上にカッコよかったぞ!まさかあんな大変なことになってるとは!」

「おお~ありがとう~♪でもあっきーちゃんから見たらまだまだでしょう???」

「とんでもない!オマエがやろうとしていることは絶対に間違ってない!このまま突っ走れ!」



その後、細かい部分で気になった点をいくつか言わせてもらった。

とにかくボーカルの女の子はものすごいカリスマがある。
だけど、ちょっとバックバンドがひっこんでないかい???
フロントがもう少し前に出て来たら、バンドとしての迫力がもっともっと出ると思う。
ヘヴィメタルバンドと謳っているわけだから、もうちょっとステージングとかアグレッシヴにしたら
もっともっとカッコイイバンドになると思うよ。と。



海ちゃんは何度もうなずきながら聞いてくれていた。


その日は熱い音楽談義で盛り上がった。


海彦のバンマスとしての考え方もすごくしっかりしていたし、
学校を卒業して今、こうして社会人になってからこそ、趣味としてやることに意義がある、という話もすごく共感できた。

社会人バンド、いいじゃん!


オレも今の仕事がもう少し落ち着いたら、ASTRAL、もう一回やろうかな、と思い始めていた。

家でひさびさにギターを弾き始めた。





ちびらりワンマンからしばらくして、サークルの先輩の結婚パーティがあった。
新郎さんと新婦さんも、どちらもサークルで大変お世話になった先輩方なのである。

その結婚パーティで、ギターを弾いてくれないか?とお話をいただいた。


新郎さんはさわやかなドラマーでありながら同時に恐るべき雀士でもあり、あっきーはいつも麻雀でかわいがってもらっていた。
先輩としてもドラマーとしても、そして雀士としても大リスペクトしていたので、先輩の結婚パーティでギターで声をかけていただけるなんて光栄である!

新婦さんはボーカルでいつでもニコニコ笑顔のやさしいお姉さんで、先輩がいるとパッと周りが明るくなるような、そんな素敵な人なのだ。そして信じられないくらい歌が上手いのである!!
先輩としてはもちろん、シンガーとしても大リスペクトしていたので、お二人の結婚パーティでギターで声をかけていただけるなんてますます光栄である!

そこで、ひさしぶりにエレキギターを手にしてバンドをやらせてもらったのである!!!

ドラムが新郎、ボーカルが新婦で、瓜生明希葉さんというアーティストのコピーバンドである。

ポップス系なので、あっきーはESPのEMGピックアップが付いたストラトでジャズコーを使ってプレイした。

久しぶりのバンド演奏。

楽しかった!!!

バンドっていいなあ。。。




演奏もすっごくうまく行ったし、新郎新婦にもとても喜んでいただけて嬉しかった。


本当に素敵な結婚パーティだった。




そして、先輩方と楽しいお酒が飲んでいたら、突然モジャモジャ頭の男が話しかけて来た。








彼の名は、伊達海彦と言った。











つーか、オマエも来てたんか!





「いやぁ!あっきー!そのギターいい音してるねえ!」

「おう。EMGのピックアップ付いててさ、ノイズが少ないんだよね。」

「いやぁ。ストラトの音っていいなぁ~。」






そのとき、



あっきーの頭から「もくもくもく」と煙が出て来た。






ひらめいたッ!!!










それは、素敵なアイディアだった。






策士・あっきーの誕生である。





そのアイディアとはこうだ。



今日はとてもいい気分だ。

そして、お酒がとても美味しい。

久々にお会いする先輩方ともっとお酒が飲みたい。

よーし今日は朝までいっちゃうぞ!

しかしギターは重い。

持って帰るのが面倒だ。

と、目の前にオレのギターに興味があるらしいモジャモジャアタマがいる。







あっきーはそのモジャモジャアタマに諭すように語りかけた。






「海ちゃん!ちびらりでこれからレコーディングとかするんだろ?」

「うん。実は今年アルバムを作ろうかなと思っててさ」

「レコーディングには、ストラトは1本あった方がいいぞ」

「え・・・ああ・・・うん」

「ストラト絶対あった方がイイって!!!(力説)」

「は、、、はい。。。」

「このギター持ってけ。ちびらりのレコーディングで使ってくれよ!」

「えっ!いいの?」

「ああ。きっと役に立つ」

「わぁ~ありがとう~♪じゃあ御言葉に甘えて貸してもらうよ♪」



こうして取引は無事成立したのであった。





しめしめ。





海彦は、


まんまと策に嵌まってくれた♪




その日はもちろん朝まで飲み会だ♪

ハシゴして移動するときも、ギターはもちろん海ちゃんが運んでくれた。

そして次の朝、あっきーはほろ酔い気分で手ぶらで帰ったのは言うまでもない。







なお、後で聞いた話だが、このギターはちびらり「いちまいめ」収録の「紫電の瞳」という楽曲で使われたそうである。

ぜひ聞いてみてください。





それからもちょこちょこ海彦とは酒を飲んだ。

その度に、音楽について、バンドについて語り合った。

しかしオレはもうバンドは引退したつもりだったので、仕事に没頭していた。
この時期、オレはインターネットで何が出来るんだろう?会社としてどんなことが出来るんだろう?
と考えて、少しでも音楽シーンを盛り上げるのに役立てるようなコンテンツを次々に立ち上げていった。
ミュージシャンのギターを紹介したり、インタビューをして公開したり、ライブレポートをしたり、
こういうコンテンツがあって直接的にギターがポンポン売れるというわけではないかもしれないが、
オレなりに出来ることをいろいろ模索していた時期だった。
趣味でバンドなんてやっている暇も全くなかったし、オレの仕事はいろんなバンドさんをインターネットで応援することなのだ。
それに命を懸けていた。

何千人も読んでくれているオレのWEBSHOPのメールマガジンで、
ちびらりの宣伝をしたこともあった。


オレなりに、ずっとちびらりを応援し続けるつもりだった。




そんなある時。2005年の年末。




海彦から連絡が入った。

「こないだ仲良くなった若いギタリストがさぁ、あっきーの会社のギターに興味があるんだって。来年ちびらりの新年会があるんだけど、ぜひ話をしてあげてくれないかな?」



「ほんと???じゃあ顔出すよ~!楽しみにしてるね♪」



2006年1月初頭、新年会に行くと、海彦とその若いギタリスト、そしてちびらりのボーカルの女の子とその職場のスタッフさん達も一緒だった。



海彦がみんなにオレを紹介してくれて、すぐに楽しい飲み会になった。



ボーカルの女の子とちゃんとお話させてもらうのはこの日が初めてだったが、

話をしてみると、思った通りすごくプロ意識の高い人だった。

アーティストだ。この人は一本芯が通っててすげえ人だよ。


飲み会は楽しく進行し、その若いギタリストともギター話で熱く盛り上がった!



いやー君、いいねえ!!

若いのにたいしたもんだ!おっちゃん嬉しいよぉ!頑張れよぉ~~~!!!



そんな感じで宴もたけなわ。




さて、そろそろ終電のお時間。





じゃあオイラはこのへんで。。。






海彦が突然、神妙な面持ちで、意味不明なことを言い出した。。。





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  1. 2008/04/28(月) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#19

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いですが全19巻中の今10巻目にさしかかりました漢とかいておとこと読むそんな物語です超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#19>




沼袋のサンクチュアリという新しく出来たライブハウスらしい。








なんだか駅からずいぶん歩くなあオイ。。。






しかもめっちゃのどかな商店街。







おにぎり屋さんとかあるぞオイ。。。







こんなところにライブハウスなんて、、、あ、あった!!!









しかも人がいっぱい並んでいる!!!






すごい人気じゃないか!!!







チケット代を当日料金で払う。

これはこれまで何度もオレのライブを見に来てくれた海彦に対するオレなりの敬意だった。



本当は差し入れのひとつでも持ってくるべきだったなあ、なんて思いながら中に入ると、






入り口のところで、いきなり海彦がビデオカメラの準備をしていた。



見るからにテンパっている。。。





「おう海彦!来たぞー。」



「あっ!あっきーちゃんいいとこに来た!!!」



「は?」


「悪いんだけど、ビデオ撮影してくれないかな?」



「は?」



「お願いしていた友達が来れなくなっちゃってさ。このボタンを押すと録画開始で、こうやってズームして、、、ああもう僕、楽屋に行っていろいろ準備しなくっちゃ!!!」


「は?」





勝手に話が進んでいた。。。



おいおい!オレライブビデオなんて撮影したことねえぞ???

しかも、ちゃんと正規のチケット代払ってお客さんとして来ているのに、なんでビデオ係任命されちゃってんだオレは???

というかすかな疑問は抱きつつ、、、

まあ海ちゃんも困ってるみたいだからやってあげよう!









そしてライブが始まった。









衝撃だった。



本当にヘヴィメタルだ。



無添加・無着色のなつかしい感じのヘヴィメタル。





しかも日本語歌詞でメロディがすごく立っている。





ボーカルの女の子は華がある。

すごくかわいらしくて、一生懸命歌っているのが伝わってくる。

ハスキーボイスが印象的で、それでいて声がすごく太い。

太い、というか、パーン!と抜ける声質というか。

そして、ステージングからMCから何から何まで、

まだすごく若いのにプロ意識がすごく感じられた。




想像していたアニメの声優さんとは、全く違っていた。

普通にカッコイイロックヴォーカリストだ。







海ちゃんはすごい人と知り合ったんだなあ。。。







そして何より驚いたのがお客さんのノリだ!!!


声優さんのファンが多いって聞いてたけど、

みんな正真正銘のメタルファンじゃないか!!!





みんな拳突き上げまくりの、メロイックサイン出しまくりだ!!!






めっちゃ熱い!!!



超カッコイイじゃん!!!






そしてあっきーはドラムの伊神さんを見た。


ドラムの伊神さん、、、

ああ、、、やっぱり上手い。。。


上手いよぉ。。。涙。




卒業してもう何年も立つけど、衰えるどころか、ますますキレのあるドラムを叩いてる。

これまで、プロ・アマ問わず、いろんなバンドを見て来たけど、このクラスのドラマーはまずいない。
しなやかなドラム。
無意識に体がノッてしまうような、グルーヴのあるドラムなんだ。





あっきーはあの新入生歓迎のあのドラムプレイを思い出していた。



結局、学生時代は一回もバンドを組ませてもらえなかった。。。







ご縁がなかった。。。




いいなあ。。。海ちゃん。。。





めらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめら・・・





ハッ!!

いかんいかん!!

いまはめらめらしている場合じゃない!!



ビデオ係という自分に与えられた使命を全うせねば!!!




そして、海ちゃんのギタープレイに目を見張った。
おいおい!あんな速弾きとかスウィープとか弾けたっけあいつ???
学生時代は全然弾けなかったのに、あれからここまで上達するなんて、これは相当の練習をつんだに違いない。
何よりも、あいつがヘヴィメタルに今でも頑固にこだわって、こういうバンドをやっていることにすごく感動した。
ほんとに徹頭徹尾ヘヴィメタルだなオマエは。



そして稲葉。相変わらずめちゃくちゃウマくて嬉しくなった!!
入学したときのあのKILLERのギターをまだ使ってるのも嬉しかった。
さわやかな笑顔もあの頃から全然変わってない。
でも、唯一、クリーントーンだけはどうしてもいただけないぞ。なんだこのぽわ~んとした音は!!!
楽曲の世界観に全然合ってないじゃないか!!!
こんな音出してるようじゃ、会社で出世なんて出来ないぞ!!!
これはライブ終わったら大至急説教だな!!!

ベースの人はおとなしそうな人だけど、いざ!というところでグッと出てくるメリハリのついたプレイをする人だ。
オレこういうベースの人大好き。

ボーカルの女の子が、「しーぽんはすごく良い曲を書くんです」と言っていた。
そして、ミドルテンポのパワーバラードが演奏された。

いいじゃん!!カッコイイ!!!

いいなあ。ちびらり。

めっちゃ良いバンドじゃん!!!


カメラのファインダー越しに見えるちびらりというバンドは、めっちゃ輝いていた。


ちびらりのライブを見たら、なんだかすごくスカッとした気分になった。



そういう不思議なパワーのあるバンドだ。




こういうバンドを、久しぶりに見た。





でも、すごく良いバンドだと思ったと同時に、
あくまで個人的な意見だが、
こうすればもっとよくなるんじゃないか?と思うところもいくつかあった。



かつて、海ちゃんがASTRALにしてくれたように、
今度はオレが海ちゃんにオレなりの客観的な意見をいう番が来たのだ!!!






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  1. 2008/04/28(月) |
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あっきー物語#18

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いですが全19巻中の今10巻目にさしかかりました超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#18>




海ちゃんのバンドのライブは、沼袋のライブハウスでやるという。



聞けば、なんとワンマンだという!!!




すごい!!ASTRALでも一回しかワンマンやったことないのに。



人気あるんだなあ。。。




バンド名は?と聞くと、




「ちびらりって言うんだ」




「え?何だって???」





「ひらがなで、ち・び・ら・り!!!」





「へえ!センスいいじゃん!!」




「えっ?そうかなあ???僕的にはもうちょっと違うバンド名が良かったんだけど・・・うちのボーカルの人がこれに決めたんだよね。。。」






「オマエがバンマスのヘヴィメタルバンドって聞いてたから、オレてっきり、なんとかデストラクションとか、なんとかブルータルサンダーとか、そういうの想像してたよ。そのバンド名、すっごいセンスあると思う!!」




「そうかなぁ、、、ま、とにかく見に来てくれよ!あと、ギターは稲葉だよ」




おお!稲葉!!



あのかわいい稲葉か!!!



今頃はさぞかし上司にかわいがられて出世していることだろう。





そして、ベースは海彦の大学の友人だという。









で、ドラムは???









その後、、、





衝撃の事実が告げられた。






ドラムが、、、






伊神さんだと言うのだ。






















めらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめら




遠い昔に、

忘れかけていたあの、、、




恐るべきさいれんとじぇらすぃーの炎がまたも燃え上がってきた。









「海彦よ、、、」




「はい・・・」




「もう一度言ってみろ!!ドラムは、誰だって???」












「本当に恐縮なんだけど、うちのドラム、、、伊神さんなんだ。。。」










なんでオマエが伊神先輩とバンドやってんダーーーーーーッ!!!




しかもお前がギターで!!!!





許さん!!!このオレが絶対許さーーーん!!!!!










というわけで、あっきーはさいれんとじぇらすぃーの炎をめらめらと燃やしながら「ちびらり」というバンドを観に行くことにした。





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  1. 2008/04/28(月) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#17

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いです超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#17>





正社員にしてもらってから数年間、馬車馬のように働いた。

もとからデザイン学校とか出てないから、人の3倍やってとにかく経験を積もうと思っていた。

デザインの仕事だけでもいっぱいいっぱいなのに、会社の方針でWEBSHOPの店長も同時進行でやることになった。


ホームページ作れる人がオレしかいなかったので仕方なかったのだが、、、もう全部一人でやるしかない。

あたりまえだがWEBSHOPの店長なんて、やったこともない。。。


楽天大学という講習会へ行かされて、ショップ運営のイロハを朝から晩までみっちり勉強させられた。

そんなあるとき、帰り道にとある量販店のエレキギター売り場に行って衝撃を受けたことがあった。

弦はサビてるしネックはめっちゃ曲がってるしナットの溝も全然甘い。なんだこれは???これがギターと呼べるか???

しかし値段は1万円とめっちゃ安い。

しかし、、、

しかしだ!!!

生まれて初めて弾くエレキギターが、こんなクオリティの低いものだったら、その人はエレキギターってこんな弾きにくいものなのかと思って絶対に挫折してしまうだろう。


アッタア来た!!


オレがWEBSHOPを任されるにあたっては、絶対にこんなことがあってはならない!!


スタッフはオレ一人!!

ゆえに、オレが全部やる!!


商品が売れると、オレが1本1本弾きやすいようにナットを削ってフレットを磨いてネックをまっすぐに調整してブリッジを調節して弦高調整して弦も新品に張り替えてオクターブチューニングも完璧にしてギターが輸送中に壊れたりしないように一生懸命梱包してクロネコヤマトまで持って行った。

通販なのに、すごく弾きやすい!とお客さんに言ってもらえてすごく嬉しかった。

しかし、こんなことを続けていてはオレもいつまでももたないし、デザインと通販でどっちつかずになってしまうので会社に言ってオレは店長を引退し、実店舗のスタッフに通販はお任せすることにした。

しかし、当店でギター買ったらセットアップは無料!というサービスは今も引き継いでもらっている。


当時のお客さんからは、今でもメールでリペアの依頼が直接オレのとこに来る。
あの時期は大変だったけど、やってよかったと心から思う。


しかしそんなことをやっているものだから、ほんとに数年があっという間に過ぎ去った。






そこへある日、学生時代の盟友、「ずえちん」から結婚式の招待状が来た。

そう!大学で初めてバンドを組んだ、あの「ずえちん」である!!!



ずえちん結婚するのか!!!

これはなんとしても出席して祝福せねば!!!




招待状からしばらくして、ずえちんから直々に電話があった。

学校出てから本当に久しぶりだよなあ。あのとき一緒にバンドやって楽しかったなあ。

小一時間、思い出話に花が咲いた。

「ずえちん本当におめでとう!結婚式は必ず出席するからな!」


「それで佐々木、、、お願いがあるんだけど・・・」



「ああ!何でも言ってくれ!」









「結婚式で、ギターを弾いてほしいんだが。。。」







「うっ・・・」





就職して、あまりの多忙さに、しばらくギターには触っていなかった。

しかし、、、


しかし、、、


(過去の思い出がフラッシュバック中・・・)





ずえちんの頼みとあっては断ることは出来ない!!!




「OKわかった。でも一つ約束してくれ。歌うのはオマエだぜ!!!」





「実は・・・カミさんからも歌えって言われててさ。。。わかったよ!」




「よっちゃ!曲は何やるんだ???」








「EXTREMEのMORE THAN WORDSでどう?」






「うっ・・・」








もしもしずえちん???


あれ、、、わりと難しくありませんか???



しかも意味なくアコギでタッピングソロとかもあるし。。。






しかし、、、ずえちんの一生の頼みとあっては断ることは出来ない!!!


君がいなければ、今のオレはいなかったのだから!!!







結婚式当日、サークルの同級生が勢揃いした。



プチ同窓会みたいなもんだ。




なつかしいあんな顔こんな顔。




そこで、卒業以来、久しぶりに伊達海彦と再会した。






なんでも大学を卒業してから本格的にギターを始めたそうで、
最近仕事でたまたま知り合ったアニメの声優さんとヘヴィメタルバンドを始めたらしい。







今度ライブやるから来てくれよ!と言われた。






海ちゃんはASTRALのときよく応援に来てくれた。



そしていつも忌憚なく率直な意見を聞かせてくれた。






よし!今度はオレが応援に駆けつける番だ!







「絶対行くよ!声かけてくれ!」





久しぶりの旧友との楽しい再会もつかの間。。。







いよいよあの「出し物」の出番が近づいていた。









あっきーの緊張はピークに達していた。。。







食事もいっさいノドを通らず、緊張を紛らわすためにひたすらワインを飲み続ける!!!







そして、いざ、出番が来たその時!!!



あっきーはすっかりデキあがっていた。。。



頭の中はすっかり「かぼちゃワイン」になっていたのである!!!







い、、、いかん!!!

だ、大丈夫かオレ???





いや大丈夫だ!!!これまで幾多の困難を乗り越えて来たじゃないか!

そうだ!!!

あのON AIR EASTを思い出せ!!!

あれに比べれば、なんのこれしきっ!!!!!








ずえちんのために、心を込めてエレアコをフィンガーピッキングした。







ずえちん熱唱!!!




男だ!!!






すっげー良かった。




心のこもった、すっげーいい歌だった。





まさに「MORE THAN WORDS」!!!


さすが、オレが初めて惚れ込んだボーカリストである。





海ちゃんもずっと黙って聞いている。




そして曲はクライマックスを迎え、ついにオレのタッピングソロになった。







来た!!!



見せ場だ!!!





あっきーは万感の想い込めて、タッピングをソロを披露した!!














とぅるるるとぅるるるとぅるるるとぅるるる・・・・・・・ぽひ♪












いかん!


ちょっと手元が狂った!!!





あっきー、痛恨のミスタッチである。



しかし、ギターに詳しくない人にはきっとわからないに違いない。。。



知らんふりして続きを弾こう。。。





と思ったそのとき。










海彦がぽそっと。








「ん???い、今のは???」











黙ってろ海彦!!!




いらんこと言うなよ!!!!!





オマエはお口チャックだ!!!









あっきーは海彦を睨み続けながら、そのまま演奏を続けた(笑)




これぞまさに「MORE THAN WORDS」!!!
















というわけで、演奏は何の問題もなく無事に終了したのであった。。。





新婦さんにすごく喜んでもらえて本当に良かった。






このずえちんの結婚式で久しぶりに海ちゃんと出会い、ちょこちょこ連絡をとるようになっていた。


しばらくして海ちゃんから例の声優さんとやってるバンドのライブがあるから見に来てくれないか?と連絡が入った。




「ああ!もちろん行くぜ!」







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  1. 2008/04/28(月) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#16

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++



<あっきー物語#16>


あのコンテストが終わってしばらくしてから、ベースから突然電話があった。

気がつけばオレたちは大学4年になっていた。ベースのやつはひとつ年下だ。

突然の電話の内容は、

「オレ・・・ASTRALを辞めます。」

これからガンガンやっていこうぜ!という時期に、この脱退は痛かった。

オレたちは活動を止めたくなかった。

ここで今のメンバーであるウイチロウにサポートとして手伝ってもらうことになった。

新生ASTRALとして始動した。

このメンバーで次の年にも同じ島村楽器のコンテストに参加した。

なんとまたしても埼玉予選を突破したが、全国大会では賞をもらえることができなかった。



今度はドラムが脱退するという話になった。なんとプロになる話が来たという。

この話にはすごくびっくりしたが、オレたちは喜んで彼を送り出した。

死ぬ気で頑張ってこい!と。

そこで、新しいドラムに、オレのサークルの後輩の富安が加入して、さらにさらに新生ASTRALとして始動した。


実は富安は去年のコンテスト予選の時に、ドラムが留学で出場できなかったため、急遽ヘルプで叩いてもらったこともあった。


富安が入って、うちのバンドのアンサンブルが劇的に変化した。



彼のドラムは非常にタイトなのである。楽曲のバラエティも広がった。
当初はオレとキーボードの栗林が曲を作って演奏していたが、この頃になるとバンド全員で作曲するようになっていた。

ASTRALが一番輝いていた時期だったと思う。

ASTRALは1999年くらいまで精力的に活動を続けていたが、やがてメンバーそれぞれ社会人になり、活動のペースも落ちて行った。

オレはギタリストとしてプロを目指していたが、夢半ばで破れることとなる。

しかし、ギターは大好きだったので、エレキギターの会社のバイト募集を見つけてそこに飛びついた。

音楽に携わった仕事がしたい!と思ったからだ。

当初は音楽学校のスタジオ番の仕事のはずだったが、飛ばされた先はなぜかメーカーのデザイン部署のアシスタントだった。

で、、、デザインなんてやったことありませんよ???という感じだったが、やるしかなかった。

そのデザイン部署は男6人のむさ苦しい事務所で、

どこからかガセ情報が流れ、「バイトで女子大生が入るらしい!」と全員でドキドキしていたらしい。





そこへ、オレが、


「しっつれいしまーーーす!新しく入ったさっさきでーーーすっ!」


て入って行ったものだから、みんなすごくがっかりしたと、、、数年経ってから聞かされた。。。笑。



ごめんねみんな。。。



このデザイン事務所の同僚で一番最初に仲良くなったのが、このページ使っているオレの似顔絵を書いてくれたスガッチ先生である。

オレがSNOOPY好きなのを知って、オレとSNOOPYを無理矢理合成してプレゼントしてくれたのである。

デザインの基礎は、すべてスガッチ先生に教えてもらった。

イラストレーターとフォトショップの使い方。

パスの切り抜き。

レイアウトの基本。

文字詰めや、色の使い方について。

パンチの効かせ方。



土台を作って上に塗り重ねて行く作業は、曲を作る作業とすごく似ていると思った。

そして結局は、デザイン全体で「何がいいたいのか?」という部分が最重要なのである。

これも曲と同じだ。


ひとつのことを掘り下げて行くと、実は地下鉱脈でいろいろつながっているんだなあと思った。

デザイナーとしてセンスがいいかどうかはわからないが、とりあえずいろいろお仕事をもらえるようになった。


しばらくすると、会社のホームページを作ってくれという話になった。

自信はなかったが、とりあえずやるしかない!

どうせデザイン学校も何も出ていない素人あがりのオレである。

失うものなど何もない!

というわけで、この後数年間はギターをしばらくほっぽり出して、とにかく仕事に熱中した!!!

バイトから正社員にしてもらって、それなりに責任というものも出て来た。

仕事にやりがいも感じ始めていた。

ASTRALもなんとなく自然消滅状態となってしまっていた。



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  1. 2008/04/28(月) |
  2. あっきー物語

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