あっきーブログ

まりちゃんです。

まりちゃん


まりちゃんです。
うちのワンちゃんです。超カワイイでしょ!
一見子犬のようですが、実は8歳なので意外とオバチャンです。
  1. 2008/04/30(水) |
  2. まりちゃん

どらむきっとふろむへる!!




今日はお休みだったので「あきぽっど」というコンテンツを作ってみた。
iPodみたいに簡単に曲を入れられるFLASH内MP3プレイヤーなのである。
自作ギターインストをとりあえず2曲アップしてみましたので興味ある人は聞いてみてくだされ。

これらの曲はPROTOOLS LEという録音ソフトを使って作っているのだが、
そのPROTOOLSのプラグインで最近ハマッてるのが↑の画像のDRUMKIT FROM HELL!!

男ならば、誰もが一度は憧れるであろうこのドラムセット!!!

演奏中はちゃんとシンバルとかタイコとかが叩かれる画像に変わるんだよ!!

この画面だけでめっちゃテンションが上がります!!




一度でいいから、これの本物のドラムセットを叩いてみたい!




あっきーの夢は広がるのであった。。。


  1. 2008/04/29(火) |
  2. 音楽

ついに・・・

あっきー物語、<未完>という形で一区切りとさせていただきます。

こんなクソ長い話を読んでくださって、、、本当にありがとうございます!!!

あえて、スクールウォーズ風に「ドラマ化したものである!」という感じで書きましたが、物語の性質上、脚色した部分は海ちゃんへの過度な「サイレントジェラスィー」のみで、それ以外は全て実話です。

ギターを初めて20年、本当にいろんな人との出会いによって今の自分がある、とあらためて噛み締めながら、感謝の気持ちを込めて書いてみました。

お読みいただいて一瞬でも笑っていただければ幸いです。

これからは普通にブログっぽくしていきますので、皆様末永くおつきあいの程、よろしくお願いします!!
  1. 2008/04/29(火) |
  2. 日記

あっきー物語#23

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いですが全19巻中の今10巻目にさしかかりました漢とかいておとこと読むそんな物語です好きな作家は村上春樹ですおすすめは「ねじまき鳥クロニクル」です「ノルウェイの森」より絶対おすすめですあとやはりシャーロックホームズシリーズは永遠の愛読書ですよワトスン君!こんなクソ長い話を最後まで読んでくれて本当にありがとう!!!!!!超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#23>





特訓が始まった。


文字通り特訓!である。


ギターが好きでギターの会社に入ったのに、何の因果かギターを全然弾いてなかった。



指が全然思い通りに動かない。。。

自分で情けなくなった。




しかし、ちびらりの次のライブは5月に決定している。


時間がなかった。。。
 

次のライブでの演奏予定曲は、6曲!!!


海彦が、オレのギターパートがわかるようにギターだけが入った音源を用意してくれた。

それにはちびらりの1stからの楽曲の他に、「ナンパバカ一代」と「熱砂の墓標」が含まれていた。


あの稲葉の脱退ライブを見て、あの熱いお客さんの盛り上がりの光景がまだ瞼に焼き付いて離れなかった。


ちびらりの演奏クオリティに追いつかなくては行けない!!

そうでなくては、お客さんの期待を裏切ることになってしまう!!!

ただでさえ・・・あいつらにさんざん説教をたれてしまったのである。



もう後には戻れない!!!



ゆえに、特訓!!!である。






海彦からは、「ギターソロについては、あっきーのセンスで変えてしまって構わないから♪」

と言われていた。

しかし、オレは、ソロの中で印象に残る大事なメロディは稲葉のメロディをそのまま再現することが正義だと思った。

だって、オレがもしお客さんだったら、ちびらりに新しいギターが入って、よくわからないフレーズをバンバン弾いていたら、

「なんだよそれ!心の中で一緒に歌えないじゃないか!」と思うから。


でも、いちギタリストから見て、このフレーズはこういう解釈の方がカッコイイんじゃ???という部分はあえて自分流にアレンジを加えて行った。

しかし、一番難航したのが、「ナンパバカ一代」のギターソロだった。


このソロは、稲葉の弾いたソロの中で、最も素晴らしいソロだとオレは思っている。

いかにも、あいつらしい、小気味良いフックの効いたソロだ。




オレはこのソロを完コピすることにした!!

稲葉よ!!!

オレがこのソロを弾き続けることによって、オマエはちびらりの中で永遠に生き続けるのだ!!!



ちびらりの初めてのリハーサルが行われた。

そこで、伊神先輩と加入して最初のご挨拶となった。

「先輩!海彦から聞いてるとは思いますが、このたび加入することになりました!よろしくお願いします!!」

「おお~!!佐々木~!!よろしく~!!」




嬉しかった。



ついに!

つ・い・に!!!

伊神先輩のドラムで、ギターが弾ける!!!





オレは、ASTRAL時代に泣きながら無理ローンで揃えたあのラックシステムを持ち込んだ。

オレにはオレの音がある。それは、このラックシステムの音だ。

こいつと、ずっと戦って来た。

自分なりにこだわりのある、自分が思う最高の音でなくては、先輩に対して失礼である!!!


そして、海彦から、ベースの進藤ちゃんを紹介された。

非常に礼儀正しい方で、しかも海ちゃんと肩を並べるくらいに音楽に対する造詣が深い!!!

「よろしくお願いします!」

「こちらこそよろしく~!!」


いい人だ・・・。

きっとこの人ともすぐに気が合うに違いない!!!


さすが、海彦があの大学で唯一の友達!と言うだけのことはある。。。

(っていうか海ちゃんあっちの大学で何してたの???)





そして、ついにリハーサルが始まった。



久しぶりのバンドでの演奏だった。


伊神さんのハイハットを感じて、ひたすらブリッジミュートを刻んだ。

そして伊神さんのバスドラに、自分の音を重ねた!!!

海ちゃんと、進藤ちゃんも、同じく重なってくる。

そしてその上を女帝さまの歌が乗ってくる。


それまで、客観的に見ていた、ちびらりというバンドに、今、自分は加入している。


それはすごく不思議な感覚だった。


少しマニアックな話になるが、リズムの話をしてみよう。
ちびらりというバンドでは、稲葉は前ノリでリズムを刻んでいた。
アイツは学生時代から常に前ノリだった。

前ノリというのは、

リズムの

いち、にっ、さん、しっ

の「いち」の「い」の部分にアクセントが来るタイプだ。まさにアイツの性格らしい。

それに比べて海ちゃんはお察しの通り、常にのんびりのそのそ後ノリなので笑。

「いち」の「ち」の部分にアクセントが来る。これも彼の性格だ。

さらに、、、たまにもっと遅れてアクセントがくるところがご愛嬌である.笑。

進藤ちゃんは、そんな正反対なツインギターのリズムの狭間で、器用にそれらとドラムとの間をとる、というタイプだ。

そして、オレは、リズムに関しては、常に「ジャスト」を心がけている。ASTRALはそういうバンドだった。

「いち」の「い」と「ち」の間だ。



次に音作りの話をしなくてはならない。

稲葉は高音と低音が強調されたいわゆる「ドンシャリ」な音を好む。

対して海彦は中音が強調された古くさい音を好む。

オレはどちらかというと、その中間。フラットな音を好む。

つまり、オレが加入したことによって、ちびらりのリズムは稲葉在籍時より全体的に丸っこくなり、
リズムも若干後ノリの方向になったわけである。


きっと、最初、女帝さまは戸惑ったかもしれない。


しかし、オレはすごく満足していた。

このバンドの音を、もっとタイトにしたい!

もしオレがこのバンドに何か持ち込める要素があるとすれば、おそらくそれだけだろう。


稲葉には稲葉の良さがある。
でも、オレにはオレの持ち味があるのである。

あえて逆の立場で考えてみよう。

稲葉がいた頃は、サウンドはもっと攻撃的だったはずだ。

アイツの「ちゅんちゅん」で凶暴な音が、バンドの魅力であったことはオレが一番よくわかる。

オレが加入したことによって、その凶暴性というものはもしかしたらなくなってしまったかもしれない。

なんとなく落ち着いた感じになった、と言えなくもない。

でも、タイトにはタイトの凶暴性もあるのである!!!

そう。バンドは、本当に奥が深いものなのだ。



そして、ついにライブ当日を迎えた!!!








果たして、オレは、ちびらりファンのみんなに受け入れてもらえるのだろうか???

客席からブーイングや帰れコールは起こらないだろうか???

石は飛んでこないだろうか???

チケットの払い戻しはないだろうか???


不安だった。



でも、心強い味方がいた。

あのとき稲葉の脱退ライブを見に来たみんなが応援に駆けつけてくれたのだ!!!

スガッチ、ナナ、そしてヨシミはビデオ録画係をかってでてくれた!!!

「店長の晴れ姿!オレがしかと撮影しまっせ~!!!」と言ってくれた。


オレは、本当にいい友達をもって幸せ者である。。。


勇気百倍だった。



1曲目、インストの女帝光臨!!!
この曲はちびらり加入当初、海彦と酒を飲んでいて、やっぱりメタルバンドのライブのオープニングは、
インストからファストナンバーというのが定石だろう!ということで急遽、海彦が作曲した新曲だった。

そして続けざまに比翼の眷族のイントロ!!あえてオレは強烈なフランジャーをかけた。
それは、「新しいギタリスト入りましたー!」という挨拶代わりである。
この曲は1stアルバムのオープニングトラックだから、あえて違いを出すことで鮮烈にアピールしたかった。


曲の途中で、オレは伊神さんの方を向いた。

ちょうどお客さんにケツを見せている格好になる。

しかし、オレは伊神さんの方を見たかったのだ!!!



するとなんと!!!



伊神さんが!!!



オレにウインクをしてくれた!!!!!








あっきーはときめいた。





ト・キ・メ・キである!!!




「伊神さん!オレ、、、感無量ッス!!!」





あっきーはさらに勇気百倍になった!!!






そして続く「ナンパバカ一代」!!!

かねてから、ちびらりのフロントのステージングに不満があったオレは、ここぞとばかりに動いた!!!

上手から下手へ。

華麗なステップで移動である。




伊神さん!下手へ行ってお客さんにごあいさつして参ります!!!





海彦よ!

よーく見ておけ!!!

おまえにはさんざん「ステージングがまるでなってない!」と説教してきたが、

これが、元・ビジュアル系!プロのステージングである!!!





そしてビデオカメラを回しているヨシミ!!!


この華麗なステップを見よ!!!




どうだ!!!これが、オレのパフォーマンスだ!!!


そのカメラでよーく撮影しておけ!!!







オレが下手へ行くと、海彦もそれに呼応して上手へ移動。


チェンジ完了である!!!




オレは下手のファンのみんなに敬礼をしてご挨拶をした!

「こんにちわ~!!新しく入りました~!!よろしくお願いします~!!」というメッセージである!!!



そのとき!!!




大変うれしいことに、下手のみんなが「わ~~~!!」と盛り上がってくれたのだ!!!


そしてなんと!!!


オレに向かって拳を突き上げてくれた!!!








嬉しかった。


本当に嬉しかった。





ずっと石が飛んでくるのではと思っていたのだ。


まさか、みんながこんなに暖かく迎えてくれるとは!!!



ちびらりファンのみんなは、なんてやさしいんだろう。。。



このやさしさに、オレはどう応えたらいい???




その、突き上げた拳に!!




今!!



オレはどう応えるべきなのか!!!








答えはひとつ!!!





全力で!!!




しかもウルトラ大至急!!!






あっきーはその突き出された拳に、自らの拳を重ね合わせた!!!





拳と拳がぶつかり合い、心を通じ合った!!!



ハート・トゥ・ハートである!!!





あふれる感動!!





はじける青春!!!





















その瞬間!!!








あれっ???




ゆ、、、床が、、、床がねえっ!!!








ストン・・・♪




も、もしかしてオレ、
ステージから落ちちゃってるみたいだけどこれ大丈夫???




ピンチです!!

これはピンチです!!

なんとかして、この場を乗り切らなくては!!!

どうしよう???

どうしよう???

どうしよう???


カチッ(あっきーを操縦するアタマの中のカブトムシが変なスイッチを押した音)




「だあああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!」







もう、

これしかなかった。








両手を突き上げ、雄叫びを上げる!

もちろんギターは完全に仕事放棄!!(注:ナンパバカ一代演奏中です)

でもオレがダーーー!!!したら、みんなはさらに盛り上がってくれた!!!



なんていい子たちなんだ!!!



普通、自分が好きなバンドのギタリストが抜けて、新しくギタリストが入って、
そのギタリストが加入して始めてのライブで、そいつがいきなしステージから転落したら、オレだったら絶対がっかりするよ。。。


なのに、みんな、オレを助けてくれた!!!

本当に、本当にありがとう!!!


ライブが終わって、後日、海彦から連絡があった。


「あっきー大変!!なんかあっきーのことがWikipediaに書かれているみたいだよ!」


オレはマンモス大至急Wikipediaへ飛んだ!!!

そこにはこう書かれていた。。。

「最新加入メンバーである佐々木顕博は2006年5月7日のライブでギターを演奏したまま客席にダイブを決行、以降「フライングギタリスト」として各方面からの注目を浴びている。」


なんだか知らないが、ものすごい勢いで話がおっきくなっていた。。。笑。



でも、この文章書いた人、すっごくいいセンスしてる!!!

こういうセンス、大好き!!!

いいなあ。ちびらり。。。





そしてその後、海彦の家で、ライブビデオを見せてもらった。




ヨシミはご丁寧にあの決定的瞬間をカメラに押さえていてくれた。。。



本当は、もう記憶から消してしまいたかったのに。。。





やっぱりオレはいい友達をもって、本当に幸せ者である。。。









そのライブ映像の途中で、メンバーが一人、一瞬にして画面から消えていた。。。






引田天功も真っ青の、まさにイリュージョンであった。。。








ある意味、これが、、、





正真正銘、「プロ」のステージングというやつなのか。。。笑。










いや、いくらなんでも「プロ」すぎるからオレ!!!





次のライブは7月だった。


リハで会場に入る時、ファンの皆さんに言われた。



「あっきーさん!今日は落ちないんですか???」



「いーえ今日は落ちませんッ!!!」






いいなあ。ちびらり。。。

こういうセンス大好きである!!!





いつかまた、ステージから落ちる日が来るかもしれないが、もしかしたら来ないかもしれない。。。

皆さん、ぜひ、緊張感あふれる、ちびらりのライブを見に来てください。。。





<あっきー物語・未完>



  1. 2008/04/29(火) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#22

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いですが全19巻中の今10巻目にさしかかりました漢とかいておとこと読むそんな物語です好きな作家は村上春樹ですおすすめは「ねじまき鳥クロニクル」です「ノルウェイの森」より絶対おすすめですあとやはりシャーロックホームズシリーズは永遠の愛読書ですよワトスン君!!!超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#22>











とにかく、男が一度、やる!と決めたらやる!!

やる!と決めたんなら、本気でやる!!!

趣味だろうが社会人だろうが関係ない。

お客さんにチケットを買ってもらってライブを見ていただくにあたっては、それは見せるというプライドと責任を持つべきである!!


鹿鳴館のおっさんに言われた名言は、今もオレの胸に刻み込まれている。




オレはちびらりに加入する前に、でかい顔をして海彦に説教をしていた人間だ。

「ボーカルのアケノちゃんはカッコイイけど、バックのメンバーももっとステージングをアグレッシヴにすべきだ!」と偉そうに説教をたれていた。


さらに、初ワンマンを終えて疲れ果てている稲葉に向かって、

「オマエのクリーントーンは史上最悪だ!もっとしっかり音作りしろ!」とも説教していた。








そして、今、、、





時はめくって・・・




「そんなん言うならお前がやってみろ!!!」








という話に、なっていた。。。
















・・・どうしましょう???











2006年2月、稲葉が脱退する、最後のライブに、オレは友達を連れて観に行った。

その友達とは、同じデザイン部署のスガッチ、そして鉄拳で知り合ったヨシミ、そしてヨシミの女友達のナナちゃんも一緒だった。

ここでヨシミについて軽く触れておこう。

スガッチとオレは、仕事終わりによくゲーセンに行った。

目的は、「鉄拳」という格闘ゲームである。

スガッチとオレは、会社では先輩と後輩だが、ひとたびゲーセンで対戦台に座り、

100円を入れた瞬間に、「強敵」と書いて「とも」と読む、上下関係を超えたライバルとなるのである!!!



毎日、鉄拳で戦いあった!!



そこは男と男、二人だけの世界!!!




殺るか、殺られるか!!!


ツブすか、ツブされるか!!!


男のメンツをかけた、真剣勝負である!!!





その二人だけの世界に、


あるとき今田耕司に似ている変な関西人が乱入してきた!!




なんだオマエは!!!



オレとスガッチの神聖な戦いのジャマすんじゃねえ!!スッこんでろ!!!




お?やる気だなオマエ???



ジャマするや~つは指先ひと~つ~で~~~♪♪♪



しゃーこのやろ。


かかって来い!!!






謎の今田耕司との戦いは、最終ラウンドまでもつれこんだ。




まさに一進一退!!!





しかし最後はなんとかかろうじてオレが勝利をもぎとった。





そしたら今田耕司が、笑いながら対戦台の向こう側からやってきて


「ひゃ~まいりましたぁ~!今の下段攻撃はかわせへんかった~!」

と話しかけて来た。





戦いが終われば、友である。




しかも、全力で戦いあった男と男同士。


オレは謎の今田さんの健闘を讃えた。



「いや~、本当にぎりぎりでしたー。あの技は初めて見ましたよー。」


それがきっかけで仲良くなった。

今田さんの名前は、ヨシミと言った。

聞けば、近所の会社で働く同じサラリーマンらしい。

しかも聞けばオレと同い年!!!


オレたちは一気に仲良くなった。





それから毎日、みんなで鉄拳をした。




スガッチとヨシミは、オレのことを店長と呼ぶ。

先述したが、オレはそのとき、WEBSHOPの店長をやっていたからである。




今度、オレが加入するバンドのライブがあるんだけど、一緒に観に行かない???
と言ったとき、二人ともすごくびっくりしていた。

オレがギターを弾く、ということは、彼らにはほとんど言ったことがなかったからだ。



「え?店長がバンドやるの???」

「うん。ちょっと大学時代の友達の誘いでね。」

「なんだかよーわからんけど面白そうだから行くー!」ということになった。



オレとスガッチとヨシミとヨシミの女友達のナナちゃんの4人で目黒ライヴステーションに行った。



稲葉の脱退ライヴ。

ちびらりは、オレが見た、あの初ワンマンよりもさらにさらにパワーアップしていた。

すごいパワーだ!!!

そして、お客さんもものすごいパワーだ!!!

めっちゃ熱いライヴだった。

稲葉のギターは、最後の最後まで、キラッキラと輝いていた。


最後の曲、海彦が感極まっているのがわかった。









泣くな海彦!!!




泣くんじゃねえ!!!男だろ!!




これは決して別れではない!!!




ひとつの旅立ちなのだ。。。





しかも、次に入るのはオレだぞ???


そうだ!ちょっと考えれば、すぐわかるだろう!!!



オレは、学生時代の先輩権限をフルに行使して、必ず稲葉をまたステージに立たせてみせる!!!






しかし、、、最後に稲葉が特大の花束をもらっているのを見た時、実はオレもグッと来た。。。






ひたすら感動したオレは、そのまま楽屋を襲撃!!!



「うえーーーい!!!」

「あ!佐々木さん!」

「稲葉!てめーコノヤロウ!オマエのせいで、オレいま大変なコトになってんだぞおい!!!」

「すいません。。。でも、佐々木さんなら大丈夫ですよ!」

「大丈夫じゃねーよコノヤロウ!オマエこれで辞められたと思って安心すんじゃねーぞ!」

「は・・・はい・・・」

「今は仕事とかいろいろあって大変なんだろうが、いつか必ずオマエをステージに引きずり出してやるからな!!!」

「は・・・はい・・・」



すでにオレのアタマの中に、構想は練ってあった。

それは2006年末に衝撃のデビューを飾ることとなる、伝説の「ストッキングさん」誕生の瞬間であった。。。




楽屋から出てくると、スガッチとヨシミとナナちゃんが一斉にオレの所に来て「大丈夫???」と聞いてきた。


「うん大丈夫。ちゃんと挨拶してきたよ。さあ帰ろうぜい!」


「いやいや!その大丈夫ちゃうて!」



ヨシミが興奮して叫んでいた。



「あのバンド、めちゃめちゃ演奏スゴイやん!ギターのあいつら、めっちゃ上手いねん!!!めっちゃカッコええねん!!ええねん!ええねん!ええね~~~ん!!!」


「ウルフルズかオマエは!!!」


さらにスガッチも「すごい!店長!店長もあんな風にギター弾けるの???」 とまくしたてた。



オレ「ヨユーよ、ヨユー!!!」




ヨシミ「でもホンマめっちゃ演奏ウマイで!!!弾きながらあんな風にギターをタテにやったりするんか?」




オレ「ヨユーよ、ヨユー!!!」




ナナ「今日のライブに出てた人、 みんなやせててカッコイイ人ばっかりだったよ? 店長ほんとに大丈夫なの??? ・・・もうちょっとダイエットした方がいいんじゃないの???」





ヨシミ&スガッチ「そーだ!そーだ!」









・・・・・ヨ、、、ヨユ、、、













オレは素晴らしい友達を持って幸せものである。





君たち、、、


頼むから、今夜は、、、






そっとしておいてくれないか。。。








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  1. 2008/04/29(火) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#21

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いですが全19巻中の今10巻目にさしかかりました漢とかいておとこと読むそんな物語です好きな作家は村上春樹ですおすすめは「ねじまき鳥クロニクル」です超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#21>



「佐々木、ちょっと話がある。」



(じっとオレの目を見つめる)





「ん?」




「実は、2月のライブで、稲葉が脱退するんだわ」





(ガシッとオレの肩に手をのせる)





「え?」





「だからいま相方のギタリストを探してるんだわ!」





(オレの肩をバンバン叩く!!)






「えええ???」





(オレの肩をさらにバンバン叩く!!)






海彦がオレの肩をバンバン叩いた瞬間、オレは全てを把握した。











いかん!!!



これはワナだ!!!










気が付くとオレの周りは完全に包囲され、もはや脱出不可能になっていた!!


トイレにも行けない状況である!!!








イットイズ、デンジャラース!!














計ったなウミヒコォォォーーーッ!!!











なんなんだこの新年会は???
今日は若いバンドマンが来るっていうから遊びに来たのに!!
その若いバンドマンやボーカルの女の子はともかく、女の子と一緒に来たスタッフさんまで輪になってオレを取り囲んでいるではないか!!






てめーら、グルだなッ!!!!!!











しゃーこのやろ。



この喧嘩、受けて立とう!!!






ここで、あっきーは反撃に出た!!





「ちょっと待て!稲葉が脱退するのはわかった!バンドだからそういうこともあるだろう。でも、ギタリストはオマエ一人でイイじゃんよ!」


「ダメだ!!うちのバンドはツインリードが売りなんだ!!」


「だってオレもう昔みたいにギター弾けないんだよ???」


「何を言う!オレはオマエのライヴをずっと見て来た人間だ。オマエの腕前は誰よりもこのオレが知っているつもりだ。それにうちは社会人バンドだ。メンバーの仕事に支障のない範囲で活動をしている。東京に住んでて社会人でギター弾いてて、メタルやってくれるのはオマエしかいない!!オマエしかいないのだぁーーーーーーーーっ!!・・・ねえ女帝さま???」





「よろしくお願ひします♪」







な、、、なんだか知らないけど、オレ頭を下げられているッ!!!






それに、、、




「ちびらりには佐々木さんしかいない!」




「そーだ!!そーだー!!」



と、今日初めてお会いした人たちにまで、なぜだか説得されているオレ。。。




あんたたちオレのギター聞いたことないだろっ!!!笑。










そして海彦はさっきから





「な!!!な!!!」しか言ってない。。。






なぁ???オジサンかオマエは!!!







しかし、、、もう、、、








ここで、断ったら男じゃない。。。






オレのこのひねくれた性格を熟知した上で、






このような戦術を、策士・伊達海彦は周到に用意してきていた。














完全に、



嵌められていた。。。














例えば海彦から電話とかで単刀直入に「ちびらりに入ってくれ!」と言われたら間違いなく丁重にお断りしていただろう。

他にもいいギタリストはいっぱいいるだろうし、自分は今、仕事に燃えている。

ちびらりに加入する気はないが、ライブにはもちろん行かせてもらうし、もしオレに手伝えることがあるんだったら、ビデオ係でもなんでもやってやる。

海彦とサシで議論するならば、互角とは言わないまでも、まだ活路は残されていただろう。









しかし、こうもみんなに取り囲まれて説得されて、、、








ここで断ったらやはり、男ではない。













もはや、これまで!!!








あっきーはハラを決めた!!!











OKわかった。






やってみよう。








しかし、オレのギターはひとクセある。
だから、必ずしもちびらりの音に合っているかどうかわからない。
ファンの皆さんもきっと稲葉が抜けてショックだろう。
次にどんな人が入るか心配しているはずだ。
だから、とりあえずサポートという形で最初はやらせてもらって、
もしも上手く行かないようだったらそれはそれで仕方のないことだ。
いつでもオレは身を引く、と。

それでもいいならば、オレはちびらりに加入する!!!




と、現時点で自分が出来る最大限譲歩した結論を出した。








そして、もうひとつ、この場を借りて、正直に言わせてもらう。



「ちびらりに加入してくれないか?」と言われた瞬間、、、

いや、正確には、、、

海彦から正式にそのような言葉はなく、ひたすら肩をバンバン叩かれただけであったが・・・笑。



とにかく、、、あのすべてを把握した瞬間、、、



どうしても伊神先輩とバンドがやってみたい!という、あの熱い想いが込み上げて来たことは事実だ。



結局、大学時代、伊神先輩とバンドをやらせていただいたことは一回もなかった。



あまりにも遠い存在で、声をかけることすらおこがましかった。




でも、、、一度だけでも良い、先輩のドラムに、オレのギターを重ねてみたい。





ギタリストとしての、夢だった。





こうして、オレは、とりあえず、

「サポート」という形での加入を受け入れた。




海彦はじめ、まわりのみんなもとりあえず納得してくれたようだ。











後日、ちびらりホームページにて、正式発表がなされた。






新たなる「家族」、佐々木顕博が加入いたします!!








家族???





そ、そうか・・・サポートメンバーとか正式メンバーとか、、、そういうんじゃないのね???






面白い表現だなあ。そういうバンドって聞いたことないし。



まあ、「家族」に入れてもらったみたいだから、とりあえず自分に出来る限り、やってみるか!!!






その日から、ボーカルの女の子は、、、「女帝さま」となった。。。





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  1. 2008/04/29(火) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#20

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いですが全19巻中の今10巻目にさしかかりました漢とかいておとこと読むそんな物語です好きな作家は村上春樹です超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#20>




後日、あらためて海ちゃんにライヴの感想を伝えた。


「海彦!ちびらり、想像していた以上にカッコよかったぞ!まさかあんな大変なことになってるとは!」

「おお~ありがとう~♪でもあっきーちゃんから見たらまだまだでしょう???」

「とんでもない!オマエがやろうとしていることは絶対に間違ってない!このまま突っ走れ!」



その後、細かい部分で気になった点をいくつか言わせてもらった。

とにかくボーカルの女の子はものすごいカリスマがある。
だけど、ちょっとバックバンドがひっこんでないかい???
フロントがもう少し前に出て来たら、バンドとしての迫力がもっともっと出ると思う。
ヘヴィメタルバンドと謳っているわけだから、もうちょっとステージングとかアグレッシヴにしたら
もっともっとカッコイイバンドになると思うよ。と。



海ちゃんは何度もうなずきながら聞いてくれていた。


その日は熱い音楽談義で盛り上がった。


海彦のバンマスとしての考え方もすごくしっかりしていたし、
学校を卒業して今、こうして社会人になってからこそ、趣味としてやることに意義がある、という話もすごく共感できた。

社会人バンド、いいじゃん!


オレも今の仕事がもう少し落ち着いたら、ASTRAL、もう一回やろうかな、と思い始めていた。

家でひさびさにギターを弾き始めた。





ちびらりワンマンからしばらくして、サークルの先輩の結婚パーティがあった。
新郎さんと新婦さんも、どちらもサークルで大変お世話になった先輩方なのである。

その結婚パーティで、ギターを弾いてくれないか?とお話をいただいた。


新郎さんはさわやかなドラマーでありながら同時に恐るべき雀士でもあり、あっきーはいつも麻雀でかわいがってもらっていた。
先輩としてもドラマーとしても、そして雀士としても大リスペクトしていたので、先輩の結婚パーティでギターで声をかけていただけるなんて光栄である!

新婦さんはボーカルでいつでもニコニコ笑顔のやさしいお姉さんで、先輩がいるとパッと周りが明るくなるような、そんな素敵な人なのだ。そして信じられないくらい歌が上手いのである!!
先輩としてはもちろん、シンガーとしても大リスペクトしていたので、お二人の結婚パーティでギターで声をかけていただけるなんてますます光栄である!

そこで、ひさしぶりにエレキギターを手にしてバンドをやらせてもらったのである!!!

ドラムが新郎、ボーカルが新婦で、瓜生明希葉さんというアーティストのコピーバンドである。

ポップス系なので、あっきーはESPのEMGピックアップが付いたストラトでジャズコーを使ってプレイした。

久しぶりのバンド演奏。

楽しかった!!!

バンドっていいなあ。。。




演奏もすっごくうまく行ったし、新郎新婦にもとても喜んでいただけて嬉しかった。


本当に素敵な結婚パーティだった。




そして、先輩方と楽しいお酒が飲んでいたら、突然モジャモジャ頭の男が話しかけて来た。








彼の名は、伊達海彦と言った。











つーか、オマエも来てたんか!





「いやぁ!あっきー!そのギターいい音してるねえ!」

「おう。EMGのピックアップ付いててさ、ノイズが少ないんだよね。」

「いやぁ。ストラトの音っていいなぁ~。」






そのとき、



あっきーの頭から「もくもくもく」と煙が出て来た。






ひらめいたッ!!!










それは、素敵なアイディアだった。






策士・あっきーの誕生である。





そのアイディアとはこうだ。



今日はとてもいい気分だ。

そして、お酒がとても美味しい。

久々にお会いする先輩方ともっとお酒が飲みたい。

よーし今日は朝までいっちゃうぞ!

しかしギターは重い。

持って帰るのが面倒だ。

と、目の前にオレのギターに興味があるらしいモジャモジャアタマがいる。







あっきーはそのモジャモジャアタマに諭すように語りかけた。






「海ちゃん!ちびらりでこれからレコーディングとかするんだろ?」

「うん。実は今年アルバムを作ろうかなと思っててさ」

「レコーディングには、ストラトは1本あった方がいいぞ」

「え・・・ああ・・・うん」

「ストラト絶対あった方がイイって!!!(力説)」

「は、、、はい。。。」

「このギター持ってけ。ちびらりのレコーディングで使ってくれよ!」

「えっ!いいの?」

「ああ。きっと役に立つ」

「わぁ~ありがとう~♪じゃあ御言葉に甘えて貸してもらうよ♪」



こうして取引は無事成立したのであった。





しめしめ。





海彦は、


まんまと策に嵌まってくれた♪




その日はもちろん朝まで飲み会だ♪

ハシゴして移動するときも、ギターはもちろん海ちゃんが運んでくれた。

そして次の朝、あっきーはほろ酔い気分で手ぶらで帰ったのは言うまでもない。







なお、後で聞いた話だが、このギターはちびらり「いちまいめ」収録の「紫電の瞳」という楽曲で使われたそうである。

ぜひ聞いてみてください。





それからもちょこちょこ海彦とは酒を飲んだ。

その度に、音楽について、バンドについて語り合った。

しかしオレはもうバンドは引退したつもりだったので、仕事に没頭していた。
この時期、オレはインターネットで何が出来るんだろう?会社としてどんなことが出来るんだろう?
と考えて、少しでも音楽シーンを盛り上げるのに役立てるようなコンテンツを次々に立ち上げていった。
ミュージシャンのギターを紹介したり、インタビューをして公開したり、ライブレポートをしたり、
こういうコンテンツがあって直接的にギターがポンポン売れるというわけではないかもしれないが、
オレなりに出来ることをいろいろ模索していた時期だった。
趣味でバンドなんてやっている暇も全くなかったし、オレの仕事はいろんなバンドさんをインターネットで応援することなのだ。
それに命を懸けていた。

何千人も読んでくれているオレのWEBSHOPのメールマガジンで、
ちびらりの宣伝をしたこともあった。


オレなりに、ずっとちびらりを応援し続けるつもりだった。




そんなある時。2005年の年末。




海彦から連絡が入った。

「こないだ仲良くなった若いギタリストがさぁ、あっきーの会社のギターに興味があるんだって。来年ちびらりの新年会があるんだけど、ぜひ話をしてあげてくれないかな?」



「ほんと???じゃあ顔出すよ~!楽しみにしてるね♪」



2006年1月初頭、新年会に行くと、海彦とその若いギタリスト、そしてちびらりのボーカルの女の子とその職場のスタッフさん達も一緒だった。



海彦がみんなにオレを紹介してくれて、すぐに楽しい飲み会になった。



ボーカルの女の子とちゃんとお話させてもらうのはこの日が初めてだったが、

話をしてみると、思った通りすごくプロ意識の高い人だった。

アーティストだ。この人は一本芯が通っててすげえ人だよ。


飲み会は楽しく進行し、その若いギタリストともギター話で熱く盛り上がった!



いやー君、いいねえ!!

若いのにたいしたもんだ!おっちゃん嬉しいよぉ!頑張れよぉ~~~!!!



そんな感じで宴もたけなわ。




さて、そろそろ終電のお時間。





じゃあオイラはこのへんで。。。






海彦が突然、神妙な面持ちで、意味不明なことを言い出した。。。





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  1. 2008/04/28(月) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#19

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いですが全19巻中の今10巻目にさしかかりました漢とかいておとこと読むそんな物語です超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#19>




沼袋のサンクチュアリという新しく出来たライブハウスらしい。








なんだか駅からずいぶん歩くなあオイ。。。






しかもめっちゃのどかな商店街。







おにぎり屋さんとかあるぞオイ。。。







こんなところにライブハウスなんて、、、あ、あった!!!









しかも人がいっぱい並んでいる!!!






すごい人気じゃないか!!!







チケット代を当日料金で払う。

これはこれまで何度もオレのライブを見に来てくれた海彦に対するオレなりの敬意だった。



本当は差し入れのひとつでも持ってくるべきだったなあ、なんて思いながら中に入ると、






入り口のところで、いきなり海彦がビデオカメラの準備をしていた。



見るからにテンパっている。。。





「おう海彦!来たぞー。」



「あっ!あっきーちゃんいいとこに来た!!!」



「は?」


「悪いんだけど、ビデオ撮影してくれないかな?」



「は?」



「お願いしていた友達が来れなくなっちゃってさ。このボタンを押すと録画開始で、こうやってズームして、、、ああもう僕、楽屋に行っていろいろ準備しなくっちゃ!!!」


「は?」





勝手に話が進んでいた。。。



おいおい!オレライブビデオなんて撮影したことねえぞ???

しかも、ちゃんと正規のチケット代払ってお客さんとして来ているのに、なんでビデオ係任命されちゃってんだオレは???

というかすかな疑問は抱きつつ、、、

まあ海ちゃんも困ってるみたいだからやってあげよう!









そしてライブが始まった。









衝撃だった。



本当にヘヴィメタルだ。



無添加・無着色のなつかしい感じのヘヴィメタル。





しかも日本語歌詞でメロディがすごく立っている。





ボーカルの女の子は華がある。

すごくかわいらしくて、一生懸命歌っているのが伝わってくる。

ハスキーボイスが印象的で、それでいて声がすごく太い。

太い、というか、パーン!と抜ける声質というか。

そして、ステージングからMCから何から何まで、

まだすごく若いのにプロ意識がすごく感じられた。




想像していたアニメの声優さんとは、全く違っていた。

普通にカッコイイロックヴォーカリストだ。







海ちゃんはすごい人と知り合ったんだなあ。。。







そして何より驚いたのがお客さんのノリだ!!!


声優さんのファンが多いって聞いてたけど、

みんな正真正銘のメタルファンじゃないか!!!





みんな拳突き上げまくりの、メロイックサイン出しまくりだ!!!






めっちゃ熱い!!!



超カッコイイじゃん!!!






そしてあっきーはドラムの伊神さんを見た。


ドラムの伊神さん、、、

ああ、、、やっぱり上手い。。。


上手いよぉ。。。涙。




卒業してもう何年も立つけど、衰えるどころか、ますますキレのあるドラムを叩いてる。

これまで、プロ・アマ問わず、いろんなバンドを見て来たけど、このクラスのドラマーはまずいない。
しなやかなドラム。
無意識に体がノッてしまうような、グルーヴのあるドラムなんだ。





あっきーはあの新入生歓迎のあのドラムプレイを思い出していた。



結局、学生時代は一回もバンドを組ませてもらえなかった。。。







ご縁がなかった。。。




いいなあ。。。海ちゃん。。。





めらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめら・・・





ハッ!!

いかんいかん!!

いまはめらめらしている場合じゃない!!



ビデオ係という自分に与えられた使命を全うせねば!!!




そして、海ちゃんのギタープレイに目を見張った。
おいおい!あんな速弾きとかスウィープとか弾けたっけあいつ???
学生時代は全然弾けなかったのに、あれからここまで上達するなんて、これは相当の練習をつんだに違いない。
何よりも、あいつがヘヴィメタルに今でも頑固にこだわって、こういうバンドをやっていることにすごく感動した。
ほんとに徹頭徹尾ヘヴィメタルだなオマエは。



そして稲葉。相変わらずめちゃくちゃウマくて嬉しくなった!!
入学したときのあのKILLERのギターをまだ使ってるのも嬉しかった。
さわやかな笑顔もあの頃から全然変わってない。
でも、唯一、クリーントーンだけはどうしてもいただけないぞ。なんだこのぽわ~んとした音は!!!
楽曲の世界観に全然合ってないじゃないか!!!
こんな音出してるようじゃ、会社で出世なんて出来ないぞ!!!
これはライブ終わったら大至急説教だな!!!

ベースの人はおとなしそうな人だけど、いざ!というところでグッと出てくるメリハリのついたプレイをする人だ。
オレこういうベースの人大好き。

ボーカルの女の子が、「しーぽんはすごく良い曲を書くんです」と言っていた。
そして、ミドルテンポのパワーバラードが演奏された。

いいじゃん!!カッコイイ!!!

いいなあ。ちびらり。

めっちゃ良いバンドじゃん!!!


カメラのファインダー越しに見えるちびらりというバンドは、めっちゃ輝いていた。


ちびらりのライブを見たら、なんだかすごくスカッとした気分になった。



そういう不思議なパワーのあるバンドだ。




こういうバンドを、久しぶりに見た。





でも、すごく良いバンドだと思ったと同時に、
あくまで個人的な意見だが、
こうすればもっとよくなるんじゃないか?と思うところもいくつかあった。



かつて、海ちゃんがASTRALにしてくれたように、
今度はオレが海ちゃんにオレなりの客観的な意見をいう番が来たのだ!!!






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  1. 2008/04/28(月) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#18

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いですが全19巻中の今10巻目にさしかかりました超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#18>




海ちゃんのバンドのライブは、沼袋のライブハウスでやるという。



聞けば、なんとワンマンだという!!!




すごい!!ASTRALでも一回しかワンマンやったことないのに。



人気あるんだなあ。。。




バンド名は?と聞くと、




「ちびらりって言うんだ」




「え?何だって???」





「ひらがなで、ち・び・ら・り!!!」





「へえ!センスいいじゃん!!」




「えっ?そうかなあ???僕的にはもうちょっと違うバンド名が良かったんだけど・・・うちのボーカルの人がこれに決めたんだよね。。。」






「オマエがバンマスのヘヴィメタルバンドって聞いてたから、オレてっきり、なんとかデストラクションとか、なんとかブルータルサンダーとか、そういうの想像してたよ。そのバンド名、すっごいセンスあると思う!!」




「そうかなぁ、、、ま、とにかく見に来てくれよ!あと、ギターは稲葉だよ」




おお!稲葉!!



あのかわいい稲葉か!!!



今頃はさぞかし上司にかわいがられて出世していることだろう。





そして、ベースは海彦の大学の友人だという。









で、ドラムは???









その後、、、





衝撃の事実が告げられた。






ドラムが、、、






伊神さんだと言うのだ。






















めらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめら




遠い昔に、

忘れかけていたあの、、、




恐るべきさいれんとじぇらすぃーの炎がまたも燃え上がってきた。









「海彦よ、、、」




「はい・・・」




「もう一度言ってみろ!!ドラムは、誰だって???」












「本当に恐縮なんだけど、うちのドラム、、、伊神さんなんだ。。。」










なんでオマエが伊神先輩とバンドやってんダーーーーーーッ!!!




しかもお前がギターで!!!!





許さん!!!このオレが絶対許さーーーん!!!!!










というわけで、あっきーはさいれんとじぇらすぃーの炎をめらめらと燃やしながら「ちびらり」というバンドを観に行くことにした。





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  1. 2008/04/28(月) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#17

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした最近読んだ本では北方謙三「水滸伝」がすごく面白いです超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#17>





正社員にしてもらってから数年間、馬車馬のように働いた。

もとからデザイン学校とか出てないから、人の3倍やってとにかく経験を積もうと思っていた。

デザインの仕事だけでもいっぱいいっぱいなのに、会社の方針でWEBSHOPの店長も同時進行でやることになった。


ホームページ作れる人がオレしかいなかったので仕方なかったのだが、、、もう全部一人でやるしかない。

あたりまえだがWEBSHOPの店長なんて、やったこともない。。。


楽天大学という講習会へ行かされて、ショップ運営のイロハを朝から晩までみっちり勉強させられた。

そんなあるとき、帰り道にとある量販店のエレキギター売り場に行って衝撃を受けたことがあった。

弦はサビてるしネックはめっちゃ曲がってるしナットの溝も全然甘い。なんだこれは???これがギターと呼べるか???

しかし値段は1万円とめっちゃ安い。

しかし、、、

しかしだ!!!

生まれて初めて弾くエレキギターが、こんなクオリティの低いものだったら、その人はエレキギターってこんな弾きにくいものなのかと思って絶対に挫折してしまうだろう。


アッタア来た!!


オレがWEBSHOPを任されるにあたっては、絶対にこんなことがあってはならない!!


スタッフはオレ一人!!

ゆえに、オレが全部やる!!


商品が売れると、オレが1本1本弾きやすいようにナットを削ってフレットを磨いてネックをまっすぐに調整してブリッジを調節して弦高調整して弦も新品に張り替えてオクターブチューニングも完璧にしてギターが輸送中に壊れたりしないように一生懸命梱包してクロネコヤマトまで持って行った。

通販なのに、すごく弾きやすい!とお客さんに言ってもらえてすごく嬉しかった。

しかし、こんなことを続けていてはオレもいつまでももたないし、デザインと通販でどっちつかずになってしまうので会社に言ってオレは店長を引退し、実店舗のスタッフに通販はお任せすることにした。

しかし、当店でギター買ったらセットアップは無料!というサービスは今も引き継いでもらっている。


当時のお客さんからは、今でもメールでリペアの依頼が直接オレのとこに来る。
あの時期は大変だったけど、やってよかったと心から思う。


しかしそんなことをやっているものだから、ほんとに数年があっという間に過ぎ去った。






そこへある日、学生時代の盟友、「ずえちん」から結婚式の招待状が来た。

そう!大学で初めてバンドを組んだ、あの「ずえちん」である!!!



ずえちん結婚するのか!!!

これはなんとしても出席して祝福せねば!!!




招待状からしばらくして、ずえちんから直々に電話があった。

学校出てから本当に久しぶりだよなあ。あのとき一緒にバンドやって楽しかったなあ。

小一時間、思い出話に花が咲いた。

「ずえちん本当におめでとう!結婚式は必ず出席するからな!」


「それで佐々木、、、お願いがあるんだけど・・・」



「ああ!何でも言ってくれ!」









「結婚式で、ギターを弾いてほしいんだが。。。」







「うっ・・・」





就職して、あまりの多忙さに、しばらくギターには触っていなかった。

しかし、、、


しかし、、、


(過去の思い出がフラッシュバック中・・・)





ずえちんの頼みとあっては断ることは出来ない!!!




「OKわかった。でも一つ約束してくれ。歌うのはオマエだぜ!!!」





「実は・・・カミさんからも歌えって言われててさ。。。わかったよ!」




「よっちゃ!曲は何やるんだ???」








「EXTREMEのMORE THAN WORDSでどう?」






「うっ・・・」








もしもしずえちん???


あれ、、、わりと難しくありませんか???



しかも意味なくアコギでタッピングソロとかもあるし。。。






しかし、、、ずえちんの一生の頼みとあっては断ることは出来ない!!!


君がいなければ、今のオレはいなかったのだから!!!







結婚式当日、サークルの同級生が勢揃いした。



プチ同窓会みたいなもんだ。




なつかしいあんな顔こんな顔。




そこで、卒業以来、久しぶりに伊達海彦と再会した。






なんでも大学を卒業してから本格的にギターを始めたそうで、
最近仕事でたまたま知り合ったアニメの声優さんとヘヴィメタルバンドを始めたらしい。







今度ライブやるから来てくれよ!と言われた。






海ちゃんはASTRALのときよく応援に来てくれた。



そしていつも忌憚なく率直な意見を聞かせてくれた。






よし!今度はオレが応援に駆けつける番だ!







「絶対行くよ!声かけてくれ!」





久しぶりの旧友との楽しい再会もつかの間。。。







いよいよあの「出し物」の出番が近づいていた。









あっきーの緊張はピークに達していた。。。







食事もいっさいノドを通らず、緊張を紛らわすためにひたすらワインを飲み続ける!!!







そして、いざ、出番が来たその時!!!



あっきーはすっかりデキあがっていた。。。



頭の中はすっかり「かぼちゃワイン」になっていたのである!!!







い、、、いかん!!!

だ、大丈夫かオレ???





いや大丈夫だ!!!これまで幾多の困難を乗り越えて来たじゃないか!

そうだ!!!

あのON AIR EASTを思い出せ!!!

あれに比べれば、なんのこれしきっ!!!!!








ずえちんのために、心を込めてエレアコをフィンガーピッキングした。







ずえちん熱唱!!!




男だ!!!






すっげー良かった。




心のこもった、すっげーいい歌だった。





まさに「MORE THAN WORDS」!!!


さすが、オレが初めて惚れ込んだボーカリストである。





海ちゃんもずっと黙って聞いている。




そして曲はクライマックスを迎え、ついにオレのタッピングソロになった。







来た!!!



見せ場だ!!!





あっきーは万感の想い込めて、タッピングをソロを披露した!!














とぅるるるとぅるるるとぅるるるとぅるるる・・・・・・・ぽひ♪












いかん!


ちょっと手元が狂った!!!





あっきー、痛恨のミスタッチである。



しかし、ギターに詳しくない人にはきっとわからないに違いない。。。



知らんふりして続きを弾こう。。。





と思ったそのとき。










海彦がぽそっと。








「ん???い、今のは???」











黙ってろ海彦!!!




いらんこと言うなよ!!!!!





オマエはお口チャックだ!!!









あっきーは海彦を睨み続けながら、そのまま演奏を続けた(笑)




これぞまさに「MORE THAN WORDS」!!!
















というわけで、演奏は何の問題もなく無事に終了したのであった。。。





新婦さんにすごく喜んでもらえて本当に良かった。






このずえちんの結婚式で久しぶりに海ちゃんと出会い、ちょこちょこ連絡をとるようになっていた。


しばらくして海ちゃんから例の声優さんとやってるバンドのライブがあるから見に来てくれないか?と連絡が入った。




「ああ!もちろん行くぜ!」







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  1. 2008/04/28(月) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#16

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめなんですが「我が心のオルガン」も素晴らしい作品でした超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++



<あっきー物語#16>


あのコンテストが終わってしばらくしてから、ベースから突然電話があった。

気がつけばオレたちは大学4年になっていた。ベースのやつはひとつ年下だ。

突然の電話の内容は、

「オレ・・・ASTRALを辞めます。」

これからガンガンやっていこうぜ!という時期に、この脱退は痛かった。

オレたちは活動を止めたくなかった。

ここで今のメンバーであるウイチロウにサポートとして手伝ってもらうことになった。

新生ASTRALとして始動した。

このメンバーで次の年にも同じ島村楽器のコンテストに参加した。

なんとまたしても埼玉予選を突破したが、全国大会では賞をもらえることができなかった。



今度はドラムが脱退するという話になった。なんとプロになる話が来たという。

この話にはすごくびっくりしたが、オレたちは喜んで彼を送り出した。

死ぬ気で頑張ってこい!と。

そこで、新しいドラムに、オレのサークルの後輩の富安が加入して、さらにさらに新生ASTRALとして始動した。


実は富安は去年のコンテスト予選の時に、ドラムが留学で出場できなかったため、急遽ヘルプで叩いてもらったこともあった。


富安が入って、うちのバンドのアンサンブルが劇的に変化した。



彼のドラムは非常にタイトなのである。楽曲のバラエティも広がった。
当初はオレとキーボードの栗林が曲を作って演奏していたが、この頃になるとバンド全員で作曲するようになっていた。

ASTRALが一番輝いていた時期だったと思う。

ASTRALは1999年くらいまで精力的に活動を続けていたが、やがてメンバーそれぞれ社会人になり、活動のペースも落ちて行った。

オレはギタリストとしてプロを目指していたが、夢半ばで破れることとなる。

しかし、ギターは大好きだったので、エレキギターの会社のバイト募集を見つけてそこに飛びついた。

音楽に携わった仕事がしたい!と思ったからだ。

当初は音楽学校のスタジオ番の仕事のはずだったが、飛ばされた先はなぜかメーカーのデザイン部署のアシスタントだった。

で、、、デザインなんてやったことありませんよ???という感じだったが、やるしかなかった。

そのデザイン部署は男6人のむさ苦しい事務所で、

どこからかガセ情報が流れ、「バイトで女子大生が入るらしい!」と全員でドキドキしていたらしい。





そこへ、オレが、


「しっつれいしまーーーす!新しく入ったさっさきでーーーすっ!」


て入って行ったものだから、みんなすごくがっかりしたと、、、数年経ってから聞かされた。。。笑。



ごめんねみんな。。。



このデザイン事務所の同僚で一番最初に仲良くなったのが、このページ使っているオレの似顔絵を書いてくれたスガッチ先生である。

オレがSNOOPY好きなのを知って、オレとSNOOPYを無理矢理合成してプレゼントしてくれたのである。

デザインの基礎は、すべてスガッチ先生に教えてもらった。

イラストレーターとフォトショップの使い方。

パスの切り抜き。

レイアウトの基本。

文字詰めや、色の使い方について。

パンチの効かせ方。



土台を作って上に塗り重ねて行く作業は、曲を作る作業とすごく似ていると思った。

そして結局は、デザイン全体で「何がいいたいのか?」という部分が最重要なのである。

これも曲と同じだ。


ひとつのことを掘り下げて行くと、実は地下鉱脈でいろいろつながっているんだなあと思った。

デザイナーとしてセンスがいいかどうかはわからないが、とりあえずいろいろお仕事をもらえるようになった。


しばらくすると、会社のホームページを作ってくれという話になった。

自信はなかったが、とりあえずやるしかない!

どうせデザイン学校も何も出ていない素人あがりのオレである。

失うものなど何もない!

というわけで、この後数年間はギターをしばらくほっぽり出して、とにかく仕事に熱中した!!!

バイトから正社員にしてもらって、それなりに責任というものも出て来た。

仕事にやりがいも感じ始めていた。

ASTRALもなんとなく自然消滅状態となってしまっていた。



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  1. 2008/04/28(月) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#15

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでしたところで最近ずっと韓国ドラマにはまっていますが「冬ソナ」よりも絶対に「秋の童話」がおすすめです超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++








<あっきー物語#15>




埼玉代表に選ばれたので、晴れて全国大会に進出が決まった。

決勝は渋谷ON AIR EASTだ。




このとき、海ちゃんも応援に駆けつけてくれた!




もう一度、オレたちは奇跡を起こそうと頑張った。














でも、、、残念ながらあの川口モンスターでの演奏を超えることは出来なかった。






結果は、優勝することはできなかった。。。




しかし、なんと豊川くんがベストボーカリスト賞に選ばれた!





すごい!すごいぞ豊川くん!!

オレたちメンバーは心から彼を祝福した。



彼はプロになる実力がある。もし、チャンスがあるならば、君はオレらを捨ててプロになればいい。



ふがいない演奏をしてしまったオレたちは、本当にそう思った。






ベストボーカリスト賞でステージ上に上がった豊川くんは、一度も笑顔を見せず、ずっと下を向いていた。




「たっちゃん!おめでとう!」






CD券の賞品を受け取って、ステージから降りて来た豊川くんに、みんなで声をかけた。




















豊川くんは泣いていた。


埼玉予選で優勝したときも、泣いてなかったのに。。。









オレは、豊川くんの涙を初めて見た。













「バカヤロウ!!オマエらと一緒にステージに上がれなきゃ、なんの意味もねえんだよ!!!」
























その日は、、、、








もうどうにかなってしまうんじゃないかというほど酒を飲んだ。







かつてない勢いで酒を飲んだ。。。












しかし、、、













飲んでも飲んでも、どうしても酔っぱらうことが出来なかった。







メンバーの手前、オレはずっと気丈にしていたつもりだったが、、、






帰りの電車の中で、涙があふれて来た。。。













ON AIR EASTの楽屋。今でも忘れられない。

未だかつて、あれほど緊張したことはなかった。






あれ以降も、人生にいろんな修羅場があったが、あれを超える緊張はない。

あのON AIR EASTを乗り切ったんだから、この困難なんてへっちゃらだろ!といつも自分に言い聞かせている。






大切な学生時代の青春の思い出である。




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  1. 2008/04/27(日) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#14

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでした最近ずっと韓国ドラマにはまっています超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++






<あっきー物語#14>



オレたちASTRALは大至急!!緊急ミーティングを開いた!!


豊川くんが言った。


「みんな、あの黒人見ただろ???オレ、わかったことがひとつだけあって。オレたちテクニックじゃかなわない!」


「そんなんオレらだってわかるわい!!!」



「こうなったらもう、おまえらに、このSCENEという曲の歌詞の意味を今ここで発表する!」



「は???」





そういえば、オレたちこれまで自分たちの楽器の演奏でいっぱいいっぱいで、

豊川くんの歌詞なんて全く気にしてなかったよ。。。



いったいこれはなんのシーンなんだい???






「この曲はな、、、オレが、、、、、オレが、、、」



「オレが、、、、、大好きな彼女と別れたときの曲だーーーっ!!!」







「なっなんですってぇーーーッ!!!」



そして豊川くんは、生々しい恋愛の話を語った。


その話は、悲しいほどに生々しかった。



涙なしには聞けない話だ。



その話に、オレたちメンバーのハートが震えた!!!









そ、、、そんな悲しいことが!!!豊川くん!!!







そして豊川くんは、歌詞の朗読を始めた。






メンバー全員でそれをじっと聞いた。






メンバーの心が、あの瞬間、初めてひとつになった。




豊川くん。



君がこの歌に託した思い、



オレたちしかと受け取った!!!







我々メンバーは、その思いを胸に、

オレたちに出来る限りの最高の演奏をすることを君に約束しよう!






だからバックはオレたちに任せて、




君は、今夜、最高の歌を聴かせてくれ!!!






オレたちは演奏した。

間違いなくオレたちが演奏したSCENEの中で最も心がこもった演奏だった。





どうせ優勝するのは、あの黒人のバンドだろう。


テクニックでかなわないのは百も承知だ。



でも、オレたちにはオレたちの音楽がある!!!




細かいミスはあった。


でも、なんだか普段のオレたち以上の演奏が出来た気がした。




こういう修羅場を超えて、またひとつ、バンドが大きくなった気がした。

それだけで十分だった。ここに来た甲斐があった。







コンテストの結果発表がなされた。













グランプリは、、、



























ASTRAL!!!




















耳を疑った。。。

信じられなかった。。。




オレは生まれて初めて、声をあげて泣くことを自分に許していた。






審査委員長のミュージシャンの洪栄龍さんが、オレたちに言った。



「オマエらの演奏。ヘタくそだけど、すごくハートがあったよ。」



このコンテストに優勝すればすぐにプロになれるとかそういうんじゃなかった。
楽器屋さんが主催したただのコンテストなのだ。



でも、オレたちにとっては、一生忘れることの出来ない貴重な経験となった。



みんなで豊川くんの家に行って、酒を飲んだ。

浴びるほど飲んだ。

豊川くんのお母さんがお寿司をとってくれた。

そのお寿司は、今まで食べた中で一番おいしいお寿司だった。






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  1. 2008/04/27(日) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#13

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?あとやっぱり中森明菜さんは憧れでした超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++



<あっきー物語#13>






そしてついに、鹿鳴館の日が来た!!


揃えたばかりのピカピカの中古のドラムと、ベースアンプ、ギターアンプ、

そして、、、ありったけの夢を、機材車に積み込んだ。




もちろん機材車なんてなかった。。。

その機材車には、豊川くんのお父さんが経営している会社のロゴマークが大きく書かれていた。



みんなでワイワイ大騒ぎしながら、目黒へ向かった。




目黒の坂を降りて行くと、そこに、、、聖地があった。





バンドとして中に入れるだけで、光栄だった。





みんなでドラムセット、ベースアンプ、ギターアンプ、そしてキーボードを運び込んだ。



ついにオーディション開始!!!



まだローンを組んだばかりで一銭も払ってないばかりか、

本当に返せるかどうかオレにも誰にもわからないオレのラックシステムとギターアンプが

最高の音を出した!!!



バンド一丸となって、一生懸命演奏した。






演奏後、鹿鳴館の二階のPA席に呼ばれた。


本当に緊張した。


今でも、あの狭いPA席を覚えている。




結果は、、、合格だった。


信じられなかった。何度も落とされるものだと思っていた。

メンバー全員で抱き合って喜んでいると、、、




「えっと。合格だけどさ・・・」



だけどさ・・・???


さあ待ってましたの大ダメ出し!!!

「おまえらまず演奏ぐちゃぐちゃ!」(はいその通りです)

「まるでサークルバンドみたい」(はいその通りです)

「ステージに立ったらつま先から髪の毛の先まで全部見られると思え!」(本当にすみませんでした)

「アマチュアだろうが何だろうが、金とってライブ見せてんだったらプロと同じだ!もっと見せるという自覚を持て!」(本当本当にすみませんでした)

「オマエらこの曲で客をどうしたいんだ?踊らせたいのか?泣かせたいのか?叫ばせたいのか?頭振らせたいのか?何がやりたいんだ???」(本当に本当に本当にすみませんでした)



と、ものすごいことをバシバシ言われたけれど、メンバー全員で泣きながら聞いた。



こうして、とりあえず月に一回、鹿鳴館でライブをやらせてもらえることになった!!!



ライブをやらせてもらえるようになったけど、さっぱり動員は増えなかった。



でも、とりあえず前に進むしかない。ひたすらライブをやり続けた。



鹿鳴館と、池袋サイバー、四谷フォーバレー、恵比寿ギルティ、渋谷テイクオフセブン。



ライブブッキングは豊川くんの担当だった。


彼がいろんなライブハウスに
「便所でもいいからライブやらせてください!」
と言って新しいブッキングをとって来てくれるのだ。



オレはひたすら曲を作った。
自分が思う良い曲を。そして他のバンドにはない要素を持った曲を作ろうとした。
考えれば考えるほど難しい作業だ。どんな曲がいいんだろう?
ASTRALというバンドの魅力はいったいどこにあるんだろう?

曲だけでなく、MCも面白おかしくいろいろ試行錯誤した。
カモシダコーナーに習ってあっきーコーナーというMCコーナーを作ってもらい、オレの軽快なトークでお客さんを笑わせるコーナーも出来た。

そういう試行錯誤をして苦しんでいる時期に、伊達くん、いや海ちゃんはよくライブを見に来てくれていた。



そしていつも遠慮なく、客観的な意見をオレにぶつけてくれた。



時には厳しい言葉もあった。

でもそれがすごく有り難かった。



社交辞令の「今日良かったよ~!」なんて言葉は、オレは聞きたくなかった。

海ちゃんは邦楽洋楽問わず幅広いジャンルの音楽を聴いていて、豊富な知識に裏付けられた彼の意見はいつも的確だった。

サークルとは全然関係ないバンドなのに、海ちゃんはいつもオレたちを応援してくれていた。









そんな中、豊川くんがバンドコンテストの話を持って来た。

全国大会があって、埼玉の予選のテープ審査が通ったという。

オレたちは川口モンスターというライブハウスに行った。

埼玉の最終予選で、これに優勝すれば全国大会に行けるという。


オレたちは"SCENE"というバラード曲で勝負することにした。
うちのバンドはやっぱりボーカルが全てだ。ボーカルの豊川くんが最も引き立つ曲。
それがこのバラードだった。

いざ埼玉の最終予選!!

出演バンドの演奏が始まった。



最初のバンド。



ドラムの人が、、、




黒人さんだった。。。














えーと。



もしもし豊川くん???





ドラムの人、めっちゃ黒人さんみたいだけどこれ大丈夫???





とりあえず、めっちゃグルーヴィなんですけど???






豊川くんは、言葉を失っていた。。。




うそーーーん。。。




埼玉だから大丈夫!って聞いたからここまで来たのにぃ。。。










その他にも、どう逆立ちしてもかなわないものっそい手練ぞろいの凄まじい埼玉予選であった。。。




まさに、埼玉恐るべし!!!である。。。





本番前にしてすでに、、、





心が。。。



折れていた。。。





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  1. 2008/04/27(日) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#12

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんで初めて好きになったアイドルは南野陽子さんですなんとなくわかるでしょ?超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++



<あっきー物語#12>




待ちに待った豊川くんからの電話。


一体どんなことを言われるんだろう???







「佐々木くん・・・・・君が、欲しい。。。」








生まれて初めて男から告白された笑。



その電話で3時間ほど熱く語り合った。音楽のこと。バンドのこと。将来の夢のこと。




そして、オレはそのバンドに加入することになった。





そのバンドはASTRALという。



ASTRALの活動が始まった。



このバンドはプロを目指して、外のライブハウスで活動をするんだ!という明確な目標を掲げていた。

オレも、その夢に乗っかった。



まずその第一段階。

登竜門として、目黒鹿鳴館というライブハウスでライブをすることを目標にした。



XやLUNA SEAがやっていたライブハウス。

メンバー全員、鹿鳴館でどうしてもやってみたかった。



今はわからんが、当時はテープ審査というものがあって、まずそれを通過しなければならない。

テープ審査を通過しただけでも嬉しかった。

大学サークルバンドにしてみたら快挙だった。



次はオーディション。



しかし、当時目黒鹿鳴館は、ライブハウスにドラムセットもギターアンプも何もなく、全て持ち込みをしなくてはならなかった。

オレたちは一生懸命機材をそろえることにした。

まず、ドラムセット。

とにかく、拾って来たのでも何でもいいからドラムセットがウルトラ大至急必要なのだ!!

豊川くんとお茶の水に1時に待ち合わせをして一緒にドラムセットを買いに行くことにした。
ドラムのやつはなんと緊急の大学の授業でどうしてもこられないという。

1時の待ち合わせだったが、オレは2時に行って、豊川くんは3時に来た。。。

本当に大丈夫なのかこのバンド。。。

とある楽器屋さんに中古のドラムセットがあって、それが一番安かった。

オレも豊川くんもドラムの詳しい構造は全く把握していない。

とりあえず太鼓が5つくらいあってシンバルが2,3枚あれば、それでなんとかなるんだろう。



オレたちは決めた!!!

この中古のドラムに、決めたのだ!!!


メンバー全員極貧だったので結局数万円しか集まらなかった。

足りない分は豊川くんのお母さんがお金を出してくれた。

しかもあのとき豊川くんのお母さんは数十万円ポン!と出してくれた。

おかげでベースアンプもなんとかトレースエリオットのデカイやつを一緒に購入できた。




豊川くんのお母さんには今でも頭が上がらない。



オレはオレでメンバーに内緒でラックシステムとマーシャルのデカいキャビネットを返す当てのない「無理ローン」を組んでいた。

ASTRALは豊川くんとオレが一学年上で、あとはみんな年下だった。

オレは、オレのアンプはもちろん自分で買う、と言った。

どうしても今、必要なんだ。

「今しか出来ないこと」

というものが、人生の中で、ある。



明日でも明後日でもダメなんだ。

今、それをやらなくては何の意味もないんだ。



オレはチャンスを逃したくなかった。



この時、泣きながらローンを組んで買った機材は、今でも元気にいい音を出してくれている。



これで、鹿鳴館で出来る!!

メンバー全員がひとつになって、そのオーディションに向かっていた。




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  1. 2008/04/27(日) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#11

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんですが初めて好きになったアイドルは南野陽子さんです超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++



<あっきー物語#11>




大学の文化祭。

校舎では、様々な音楽サークルが各教室をライブハウスに改造して文化祭ライブを行っていた。

そのときオレはピンクレディーのコピーバンドをやっており、フェイクファーのコートに身を包み、下はパンツ一丁という、いわゆるコートをふぁ~ひろげて「なぁ?」と言いながら女性に同意を求める「なぁ?おじさん」の変態コスプレをしていた。

誤解しないでいただきたいが、決してそういう趣味があるわけではなく、大学の学園祭のノリとはそういうものなのである!!


その「なぁ?おじさん」の格好のまま、本番まで少し時間があったので他のサークルは何をやってるんだろうと校内をウロウロしていたのだ。(そんな格好でウロウロすな!)



すると、違う教室からものすごい歌声が聞こえて来た。

印象的なハスキーボイスでビブラートがものすごく深い。


一瞬、プロか???と思った。



教室のドアを開け、そのバンドの演奏を聞きに中に入った。




茶髪長髪を後ろに結わえ、端正な顔立ちの男がものすごい勢いで歌っていた。





すごい声だ。声にパワーがある!!!

とにかく、すごいパワーを感じた。

こいつすげえ!!!



ずーーーっと聞き入っていると、ボーカルの彼が、「リハ!リハ!」とオレに向かって言っているではないか。

ん?たしかにお客さんは他に誰もいないけど。。。

「リハだから出て行けってか???いーやオレは出て行かん!なぜならば今オレは君の歌に聞き惚れているのだ!」
と心の中で返事をして、ピンクレディーの「なぁ?おじさん」は教室で仁王立ちしていた。

リハが終わると、オレは無言で部屋を後にした。



本当はオレは彼に駆け寄って声をかけたかった。話がしてみたかった。

もしも万が一、彼と一緒にバンドが組めたら、きっと最強だろう、と思った。





がしかし!!!



忘れてはいけない、大切なことがあった。。。





今、オレは、、、


ピンクレディーの「なぁ?おじさん」のカッコをしているわけである笑。




その「なぁ?おじさん」が、ボーカルの彼に駆け寄って行って、、、




出来ることが何かひとつあるとすれば・・・




「なぁ?」と言ってコートの中身を見せてあげることくらいしかない。。。






「オマエいったい誰なんだ!」という話になるに決まっている。。。




どうしようもなかった。。。











ご縁がなかった。。。







あっきーは、そう自分に言い聞かせて教室を後にした。。。











うちのサークルの文化祭は大成功で幕を閉じた。

オレの「ピンクレディーなぁ?おじさん」がどれだけ貢献出来たのかわからんが、まあ全体として盛り上がったことは確かだ。



その文化祭の打ち上げが、盛大に行われた。サークルのみんなで文化祭の成功を祝った。



その打ち上げをやっている居酒屋に・・・なんと!!!

あの「リハ!リハ!」と言っていたボーカル君とそのバンドのドラムが、突然ぷらっと顔を出したのである!!!



その居酒屋はうちのサークルの御用達なので、通常は他のサークルの人間はまず来ることはない。
しかし、そのバンドのドラムのヤツが、うちのサークルの女の子がカワイイ!と言ってどうしようもないので仕方なく連れて来たということらしい。
ドラムのヤツは一生懸命女の子とお話をしているが、オレはそんなの全くかまわず、そのボーカルのやつにすごく運命を感じた。

あの時、オレは、確かに「ピンクレディーなぁ?おじさん」の格好で、彼に声をかけることが出来なかった。

しかし!今、オレは、少なくとも「なぁ?おじさん」ではない!!!


こうして彼がこの場に来たのは、間違いなく何かの縁だ。



オレは意を決して彼のところへビールを注ぎに行った。







彼はオレの注いだビールを一気で飲んだ後、、、





「あっ!・・・」と言った。




面が、

割れていた。。。






ここはもう、開き直るしかない!!!



「ああそうだとも!オレはピンクレディーのなぁ?おじさんだ!!キミのバンドのリハーサル、しかと観させてもらった。キミの歌は、すごくパワーがあって思わず聞き入ってしまった。初対面でこんなこと言って失礼かもしれないが、、、もし、君がギタリストを探すようなことがあったなら、オレに一声かけてくれないか」と言って、自分のオリジナル曲(ギターインスト)を吹き込んであるカセットテープを彼に手渡した。



正直、彼とバンドが組んでみたかった。


彼はとまどいながらも、鞄から手帳を取り出し、1ページを破って自分の連絡先を書いて渡して来た。



紙には「豊川竜也」と書かれていた。




そこで、オレもカセットテープのラベルに自分の連絡先を書いて渡した。


まだ、携帯電話が世に広まる前の話である。


お互い実家の電話番号しかない。




実は期待していた。オレは彼とバンドをやりたかったのだ。





しかし2日たっても、3日たっても、彼から連絡はこなかった。



一週間後、ついに豊川くんから電話が来た!!!




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  1. 2008/04/27(日) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#10

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛するが好きな女の子のタイプは安田美沙子ちゃんです超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++


<あっきー物語#10>



高崎晃のタッピングは、ボスハンズと言われていて、左手がネックの上にくるスタイルなのである。

稲葉はこのボスハンズというテクニックで、「禁じられた遊び」をタッピングでプレイした。


す、、、すげえ!!!

「それどーやるの???どーやるの???DOやるノォーーーッ!!!」

あっきーは寄声を発していた。

稲葉はニコニコしながら、

「左手の小指でバーを作って弦をミュートするッス!それで、余った指で交互にこうやってタッピングをするッス!」

と丁寧にやり方を教えてくれた。


このテクニックを全くしらなかったあっきーはぶったまげた!!!


海ちゃん大変!!!すっげえやつ入って来たよぉ~~~!!!



海ちゃんも相当驚いていた様子だった。


これはオレも、うかうかしてられないぞ!!!

先輩として頑張らなきゃ!!!


オレは、オレより稲葉の方がテクニックは数段上だと素直に負けを認めていたが、

稲葉はいつも「佐々木さんのスウィープはスゴイっすよねぇ~!師匠と呼ばせてください!」

なんて言って、いつもオレを立ててくれた。



うーん稲葉くん!!君は将来上司にかわいがられてきっと出世するぞ~!!!笑。





そんな感じで2年生のときにANGELUSというバンドを結成した。

ボーカルはハジメちゃんという。顔はシベリアンハスキーにそっくりだった。

彼はギタリストだったが、ハイトーンシャウトが得意だし、何よりもキリッとした眼光が鋭く、反町隆史似のイケメンであった。

ずえちんとは違うジャンルのイケメンである。

そして、2年生になったとき、あっきーは勇気を出して、
あの新入生歓迎のとき学生食堂の前で演奏していたBLOODY MARYのキーボードを弾いていた色白のニコニコしたお兄さんにバンドに入ってもらえないかお願いしてみたのであった!!

結果はなんとOK!!!


ボーカル、シベリアンハスキー、オス、2才。
ギター、ピュアで内気で人一倍(以下略)あっきー。
キーボード、入学の時から憧れていた色白のニコニコしたお兄さん。
ベースが新入生のウチダくんを強制的に拉致監禁。
ドラムのカモシダくんは冷や奴からの付き合いである。


本当は、、、ドラムは伊神さんにお願いしたかったが、当時、伊神さんはひっぱりだこでいくつもバンドを抱えすぎてらっしゃって、とてもお誘いできるような状況ではなかったのである。

しかし、冷や奴時代からの盟友カモシダくんは、伊神さんにはない、強力なウエポンをもっていた!!!





ルパンを追いかける銭形警部と、

追いかけられるルパンのモノマネをやらせると天下一品であった!!!


「まてぇ~ルパ~ン~!!!」

「そらな~いぜ銭形のとっつあ~ん!!!」


ANGELUSのライブではカモシダコーナーとして、数々の伝説を打ち立てて来た。

カモシダコーナーこそが、ANGELUS最大の見せ場であった。。。笑。






とかそんな感じで大学2年の文化祭。

またしても運命の出会いが待っていた。


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  1. 2008/04/27(日) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#9

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めSNOOPYをこよなく愛する超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++



<あっきー物語#9>




もし、ダサイって言われたらどうしよう。。。
でも、、、今度のサマーコンサート(サマコン)に出演するには、どうしてもオリジナルが必要だ!



あっきーは鞄からウォークマンを取り出し、ずえちんに渡した。



「恥ずかしいけど、、、聞いてみてくれる???」




黙って聞き込むずえちん。。。



ひたすら黙って聞いている。。。




そして、曲が終わった!!!




「すごい!!!・・・カッコイイじゃん!この曲やろうよ!」




「ほんとー???」



嬉しかった!!!

もしもあのとき、「ダサッ!」と言われていたら、きっと、、、


心が根元から折れていたに違いない。。。

そしてそのまま、音楽などやめて、大至急テニスサークルとかに走って行ったかもしれない。。。


そしてついにバンドが動き出した。

バンド名は「冷や奴(ひややっこ)」に決定した。ええ特に意味はありません。。。


そしてついに悲願の1年生バンドを結成し、誠に恐縮ながらあっきーは速弾きギタリストとしてサークル内で少しずつ注目されるようになっていた。


その頃ボーカルしかやらせてもらえなかった伊達くんにしてみれば、少なからずあっきーにジェラスィーの炎を燃やしていたのかもしれない笑。


しかし、あっきーの伊達くんに対するジェラスィーは、さらに燃え上がることになる。

なんと、彼がボーカルで加入したというバンドのドラムが、あのBLOODY MARYのドラマー、伊神先輩だったのである!!!

あっきーと伊達くんが1年生。伊神さんは4年生。

1年生大抜擢!という話である。

あっきーにとっては、伊神先輩に「僕たちのバンドに入ってください!」なんてことは口が裂けても言えなかった。

学年も違いすぎれば、演奏レベルも違いすぎた。



まさに夢のまた夢であった。。。



それなのに伊達くんは。。。伊神先輩と。。。




(いろいろ妄想中・・・)



めらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめら


許さん!!許さんぞおおおっ!!!


伊達くんへのサイレントジェラスィーを燃やしつつ、
あっきーは「冷や奴(ひややっこ)」でサークルバンドを頑張って続けた。


しかしそのバンドはなんとなく1年生で解散してしまった。



そして、あっきーは2年生になった。



そう!!新入生が入ってくるのである!!


オレたち2年生は、サークルの兵隊として、必死で新入生を勧誘した!!!

サークルとは、新入生が入らなかったら、3年後に解散なのである。



サークルの伝統を守るため、オレも海ちゃんも校内をかけずり回った!!!



オレの勧誘方法は、かつて自分がされた勧誘方法。



「キミ、いい体してるねえ!!!よーし!バンドやらない???」



「いいえやりません!」


みたいな感じで、一向に成果があがらなかった。。。


しかし海ちゃんはその持ち前の社交性をフルに活用し、
相手が大学生活でどんなことをしたいのかを聞き、
自分たちがどんなサークルでどういう活動をしているのかを丁寧に話をし、
豊富な知識と誠実な人柄で確実に成果を上げていた。




やるなあ。海ちゃん。。。




ここでもまたあっきーのじぇらすぃーの炎が再びめらめらと燃え上がったのは言うまでもない笑。





そんな感じで一日中校内をかけずり回って、新入生という名の「獲物」は30人ほど捕獲されていた。


その「獲物」の中に、白いKILLERのギターを抱えた、やけに笑顔がさわやかな少年がいた。

彼は大学の付属高校の出身で、高校でも軽音楽部に入っていたのだという。

彼のテクニックはすぐにサークル内で有名になった。

「LOUDNESS全曲弾ける新入生がいる!」


彼の名は、稲葉康弘と言った。




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  1. 2008/04/27(日) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#8

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいているのにも関わらず流行を5万年先取りしてブーツインを初めてこの日本に広めた超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++



<あっきー物語#8>



一方そのころあっきーは、相変わらずサークルに馴染むことが出来なかった。


本当にこれでやっていけるんだろうか。。。


このままバンドが組めないんだったら、もうこのサークル辞めちゃおうかな。。。





大学に入って一ヶ月、そんな弱気な気持ちで、サークルのたまり場「コモンルーム」にあまり顔を出さなくなってしまった。



ある日授業が終わって4号館の前を歩いていると、3年生のツジ先輩と偶然出会った。


「先輩!お疲れさまです!」


「あ!佐々木くん!キミ~どうしたの?最近顔出さないじゃない???」

「ええ・・・なんだか・・・あんまり馴染めなくって・・・」

「なーに言ってんだよぉ!最初はそんなもんだよ!とにかくYOU来ちゃいなよ!」


「はい。わかりました。今日は行きます」


「先輩にもどんどん話しかけなきゃダメだよ!」


今でも忘れない。このツジ先輩のお言葉。

この言葉がなかったら、あっきーはもしかしたらサークルを辞めていたかもしれない。


ツジさんのおかげで、少しずつサークルで友達が出来た。



そして初めて仲良くなったのが「ずえちん」だった。

ずえちんは平井堅似の男前である。
ヤセていて、いかにもボーカルという顔立ちだった。

そこでずえちんをボーカルにして、ついにあっきーは1年生バンドを結成した!!!

あのときずえちんと出会ってなかったら。。。サークルも辞めていたかもしれない。。。


その頃、あっきーは生まれて初めて作曲をした。

4トラックのMTR(マルチトラックレコーダー)を購入したのだ!

だって、作曲しなくちゃライブに出ることは出来ないのである。


また長髪兄ちゃんのところに行ってご購入である笑。




作曲は常にキーボードで行う。右手でメロディを弾いて、左手でコードをつける。

エレクトーン時代から、現在に至るまで常にこの方法だ。


メロディがダメな曲はボツ曲である。

メロディこそが、音楽で最も重要な要素である。

これだけは一貫して変わることはない。

歌のメロディが出来たのでギターを入れてみた。

もちろんスウィープ奏法バリバリだ笑。

結果としてイングヴェイみたいな様式美ハードロックのオリジナル曲が完成した。


自分としては、カッコイイ曲が出来たと思った。

しかしこの曲が、第三者にとって果たしてカッコイイのか悪いのか、正直、自信がなかった。


自分で作った曲を、人に聞かせるなんて、、、恥ずかしい!!!

でも、オリジナル曲を演奏しなければ、うちのサークルはステージに立つことが出来ない。



あっきーは意を決してずえちんをロッカールームへ呼び出した。


「実はオレ、曲を作ったんだ。。。」

心臓がドキドキした。。。



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  1. 2008/04/27(日) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#7

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかでエメラルドグリーンの靴下をはいた超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++



<あっきー物語#7>


このサークルに、入ろう!!

あっきーは決めた。決めたもんは決めたんである。


このサークルに入部し、早速オリジナル曲を作って行くことになる。
このサークルではオリジナル曲を作らなければ、ステージに出させてもらえないルールなのだ!!!

しかしまずはバンドを組まなくてはならない。

でも・・・ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでジャニーズ系でかつJUNON BOY系でそれでいて横顔がちょっぴり爽やかな超美少年あっきーは、なかなか「大学のノリ」というものに馴染めなかった。。。

入学して一ヶ月くらい経っても、サークル内で友達が全然出来なかった。

なので、全然バンドが組めましぇん。。。



そんなとき、他大学からうちのサークルに入って来た人がいた。

彼は常にアイアンバードというB.C.Richの変形ギターを肩からかけていた。

彼は非常に礼儀正しく、話題も豊富で社交性にとても優れていた。
音楽の知識もかなりのもので、常に人の話を良く聞いて自分の意見もはっきりと言える人だった。

そして、気がつくと、この大学のオレよりも、他大学の彼の方がいちはやくサークルの先輩たちからかわいがられていた。




彼の名は伊達海彦と言った。




なんで他の大学のやつが、オレよりさきにうちのサークルでちやほやされてるんだあああっ!!!



めらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめらめら


あっきーの胸にジェラスィーの炎が燃え上がったのは言うまでもない笑。





風の噂が耳に入る。



伊達くん(この時点ではあえてそう呼ばせていただこう)は、早速先輩のバンドに加入したらしい。


ギターではなくボーカルとして大抜擢されたらしい。。。



ふーん。。。そうかあ。。。先輩のバンドにねぇ。。。








さらに一週間後、またも風の噂が入る。


伊達くんは1年生バンドも結成したらしい。かけもちかよ。。。

オレはまだバンドを組むどころか、まだサークル内に友達が一人もいないってのに!!!



でも、そのバンドも彼はギターではなくボーカルとして参加しているらしい。




なのに・・・なぜ彼はいつもアイアンバードを肩から下げてニコニコしながらうちの大学にやって来るのだろう???笑。





君、ギターは必要ないんじゃ???笑。











後から聞けば、彼は少なからずギタリスト願望があったらしい。


きっと彼は彼なりに、胸に秘める想いがあったのだろう。。。




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  1. 2008/04/27(日) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#6

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすくてナイーブでそれでいて横顔がちょっぴり爽やかな超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++


<あっきー物語#6>

大学へは指定校推薦で進学することが出来た。
高校受験の失敗を胸に、大学は推薦で行って親孝行したいと思っていたのだ。。。というのは建前で、本当は大学へ行けば4年間バンドがいっぱい出来ると思っていたからである。どうしても浪人したくなかった。

入学式のキャンパスは新入生歓迎でごったがえしていた。

とにかく勧誘がしつこい。

「キミ、いい体してるねぇ!!!少林寺拳法やらない???」

「やりません!」

とかそんなんばっかりだった。

オレはバンドのサークルに入るんだ!と心に決めていた。

体育会の勧誘にウンザリしていると、ちょうど学生食堂の前でバンド演奏が始まった。

ドラムとベースとキーボードとギター、そして、、、ボーカルの人は、奇麗なお姉さんである!!!


あっきーの胸はときめいた。




ト・キ・メ・キである!!!






こ、、、これが共学か!!!



そう!何を隠そう第一志望の都立高校を落ちてやむを得ず男子校に入学したあっきーはずっと共学に憧れていたのである!!!



あっきーは昂った。



タカブッターーーッ!!!





演奏が始まった。




超カッコイイ!!!



説明によると、このサークルはオリジナル曲を演奏しているらしい。
このバンドはBLOODY MARYというバンドで女性ボーカルハードロックバンドだった。
これがあっきーの好みのど真ん中!超メロディアスハードロックなのである!!!

大学生の演奏レベルを初めて体験する!!!

ギターの人は長髪で、ものすごい速弾きだ!!!
鬼のようなフルピッキングはインペリテリを彷彿とさせる。
実はオレも少しだけ速弾きには自信があったけど、この人には全然かなわない!
やっぱり世の中は広いんだなあ。。。でも、、、もっと修行すればオレだってあれくらい弾けようになるかもしれない。すごい人がいるんだなあ。。。オレも頑張るぞ!

キーボードの人はものすごく色白で、ニコニコしながらとても楽しそうに演奏している。テクニックもすごいし、何よりも音色のセンスがすっごく良い。
いいなあ。この人と一緒にバンドが出来たらいいなあ。
キーボードが入ったバンドっていいなあ。。。

それにしてもボーカルのお姉さんは美人だなあ。すっごい声が太くてカッコイイなあ。。。

ベースのお兄さんはすごく男前だなあ。優しそうなお兄さんっていう感じだなあ。。。


そして、、、あっきーの目は、ドラムの人に釘付けになった。







プロだと思った。






これまで、高校で一緒にバンドをやっていたドラマー君たちとはレベルが明らかに異なっていた。



バンドとしても、すっごいかっこよかったけど、、、あのドラムの人、、、本当すごいなあ。



外見は普通に大学生って感じなのに、、、すっごい難しいフレーズをニコニコしながら叩いてる。



プロだと思ったその一番の理由は、そのしなやかさだった。



高校のときのドラマーもすっごい努力家で上手かったけど、聞いていて自然に体が動くようなしなやかさ。これは確実に次元が違った。。。





こういう人が、、、この大学にいるんだ。。。











それが、現在のちびらりのドラム、伊神先輩との出会いだった。。。






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  1. 2008/04/26(土) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#5

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすいナイーブなJUNON BOY系の超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++


<あっきー物語#5>


あそこのパートは、、、ああいうフレーズで、、、そうあそこはブレイクで。。。

とにかくフレーズをちゃんと譜面通り弾くことに夢中で、頑張ってバスドラに合わせようとか、
ハイハットの音を良く聞こうとか、そんなことは全く考えていなかった。

いよいよライブ!!!

部員みんなでドラムセットやギターアンプ、ベースアンプ、PAアンプを持って大きな教室へ移動。

ついに本番!

人生、初ライブは、ベースで大成功となった。

曲はBOOWYのマリオネットとジュンスカ。あとZIGGYを演奏した。

楽しい!!

バンドって楽しいなあ!!!



まだバンド名もなかったが、そのバンドでしばらくはベースを弾いていた。






でも、、、やっぱりどうしてもギターが忘れられない。

バンドでギターが弾けないのはやっぱり少しさみしかった。本当はギターがやりたいのに。。。


家ではベースよりもギターばかり弾いていた。

やっぱりオレはいつか、、、バンドでギターが弾きたい!



そのバンドのギターのやつが、オレにいろんなCDを聞かせてくれた。中でも、VAN HALEN、OZZY OZBOURNEのRANDY RHODES、YNGWIE MALMSTEEN等いわゆるギターヒーローたちをかたっぱしから聞くようになる。

まずVAN HALENを聞いて衝撃を受ける。こ、、、これは大変だ!HOTEIさんが弾いてない音が入っているぞ!
それはライトハンド奏法であった。これはその友人から説明されたときに、なるほど!と思った。
右手で指板を叩くんだね。これはすごい!!!

続いてランディローズに夢中になった!この人は、ハートがある!!!
特にライブ盤のリフの中で突然飛び出すピッキングハーモニクスにシビれた!
しかしこの音の出し方がどうしてもわからず、もう少しでピッチシフターを購入するところだったが、ライトハンドを教えてくれた高校の友人に「アレはピッキングするときに親指を少しだけ弦に当てるんだよ!」というまたしても全く予想すらしていなかった解決方法を聞いたときにはとてもびっくりした。

そして最後に、YNGWIE MALMSTEENには特に多大な影響を受け、高校時代はスウィープピッキングの練習に明け暮れた。
これほど練習しがいのあるテクニックはない。また上手く弾けた時の爽快感も格別なのである。

ある日、BOOWYとジュンスカのコピーバンドのリハーサルの休憩時間中にギタリストのギターを借りてひらすらYNGWIEのスウィープピッキングをしていると、突然リーダーに肩を叩かれ「おめでとう!今日から君がリードギターだ!」と突然の昇格人事が行われ、急遽そこらへんを歩いていたかわいそうな後輩をベースに強制加入させてツインギター編成となり、そのBOOWYのコピーバンドは洋楽ハードロックのコピーバンドへと突然の変貌を遂げたのであった。

決してギターの座をのっとろうとか思っていたわけではないのだが、結果としてそうなってしまったのだった。

この初めて組んだバンド、バンド名はMRC(みそらーめんちゃーはん)という。。。
なお、実は先日高校時代のそのリーダーと10数年ぶりに再会した確認したのだが、このバンド名に特に意味はないらしい。。。笑。

オレたちは、いったいどこへ行こうとしていたのだろうか・・・






とにかく!!

ついに!!!

つ・い・に!!オレもギタリストになった!!!


本当に嬉しかった。ますます練習に明け暮れた。一日に10時間くらい弾いていたときもあった。
3年生になると、昼休みには軽音楽部の後輩がオレのクラスに来て「先輩!ギターを教えてください!」と言ってくれるようになった。
それがすごく嬉しくて、自分なりに一生懸命教えてあげた。

高校最大の思い出は文化祭の後夜祭で体育館で演奏したことだった。
BOOWY、ZIGGY、HELLOWEEN、YNGWIE、PRETTY MAIDSを演奏した。今思えば何がやりたいのか全く意味のわからないコピーバンドである。
しかし、なぜかそこそこ盛り上がっていた。

しかしそこに、トラップがしかけられていた。。。

ギターソロで前に出て行ったその瞬間、3mしかなかったシールドがアンプから抜けてしまったのだ!!!
一気にもり下がってざわつく会場。。。
その瞬間、あっきーはギタリストとして間違いなく「旬」であった笑。
ある意味、どんなソロを弾くよりも目立っていた。。。

このトラウマが、現在ライブでワイアレスにこだわり続ける原因となっているのは言うまでもない。



怒濤の文化祭を終え、ついにあっきーは大学へ進学する!!!


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  1. 2008/04/26(土) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#4

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすいナイーブなジャニーズ系の超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#4>


高校へ入ると迷うことなく軽音楽部に入部した。


しかしここで重大問題が発生!!



新入生にギター人口が多すぎるためにバンドが思うように組めず、ベースしかパートが余っていなかった。



でもどうしてもバンドが組みたい!

ベースでも何でもいいからバンドが組みたいんだ!!!



ギターは多少弾けるから、ベースだったら練習すればなんとかなる。



けど、、、問題が、、、




とりあえずウルトラ大至急ベースが必要!!!





またしても楽器屋へ走るあっきー。

はい例によって長髪兄ちゃん登場!!!

そして例によって店員の説明を一切聞かずに頭の悪い高校生は一番安いARIA PRO IIのベースを購入した!!!




とにかく今はベースが必要なんだ。




「オレ、、、ベース買って来た!」





勇気を出してメンバーに告白した。




それは、あたかも、、、



女の子に


「オレ、、、オマエのことが好きだ!!!」と告白しているような口調であった。。。笑。








「まじ???ベース買っちゃったの???よかった!!!これでやっとバンドが組めるね!!!」




ついにバンドを組むことができた。BOOWYやジュンスカのコピーバンドだ。
はじめてバンドで音を出したのはジュンスカの「歩いて行こう」という曲だ。
生のドラムの音は、信じられないくらい大きな音でびっくりした。



これが、ドラムの音か!!!


CDで聞くのとは全然違う!!!耳がキーンて痛くなる。


でも、なんだかハートの奥の方がジンジンしてくる!!!

すっげー!!すっげー!!!


本物のドラムの音が、まず衝撃だった。

バンドは順調に練習をかさね、ついにライブをやることになった!

ライブと言っても、土曜日の放課後に、ちょっと大きな教室で部員を前にして曲を演奏するだけである。

でも、、、前の日は全然眠れなかった。。。



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  1. 2008/04/26(土) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#3

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすいナイーブな超美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++


<あっきー物語#3>



よーし。

OKわかった。

「クックックックッ」はもう、あきらめた。

「クックックックッ」が出来なくても、ギターは弾けるじゃないか!

自分なりのギターを追求しよう。
そういうギタリストに、私はなりたい。。。

と一瞬にして宮沢賢治の心境に達し、日々「ジャーン!」の練習に明け暮れたあっきーであった。

次第に、「クックックックッ」のことも忘れかけていたある日、衝撃の事件が起こる!


友達がまた教室にエレキギターを持って来たのである!
今度は電池駆動ではなく小型練習アンプを持って来ていた。
そしてなんと!!!「クックックックッ」を突然弾き始めたのである!

「あああああっ!!!クックックックッーーーーーーッ!!!」

と、あっきーは奇声を発していた!!!

びっくりする友人にあっきーは次の言葉を連呼した。

「それどーやるの???どーやるの???DOやるノォーーーッ!!!」


「え?右手をブリッジに乗せてピッキングするんだよ」






「な、、、なんですトォーーーッ!!!」



全く想像すらしていなかった。

真実の答えとは、いつだってシンプルなのである。

右手で弦を少しだけミュートして弾くと、ああいうエッジの立った音になるのであった。。。

というわけで友人からのありがたいアドバイスにより悲願のブリッジミュートを修得!!

ついにBOOWYのマリオネットのコピーが出来るようになった。
自分の部屋での「一人GiGS」でひたすらブリッジミュートを刻み続け、中学時代は「ジャーン!」と「クックックックッ」だけであっというまに過ぎ去った。

一日の授業を頑張って我慢して、大至急学校から帰って来て「ジャーーーン!!!」

夕飯食べたらまた「クックックックッ!!」

お風呂に入ったらまた「ジャーーーン!!!」

寝る前歯磨きしたらまた「クックックックッ!!」



そんなバカなことを毎日やっているもんだから、、、




そんなバカなことを毎日やっているもんだからッ!





第一志望の都立高校をぶっちぎりで不合格ーーーーーッ!!!





スベリドメの男子校へ入学することになった。

親が泣いたのは言うまでもない。。。






あっきーの怒濤の高校生活が始まる。。。





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  1. 2008/04/26(土) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#2

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすいナイーブな美少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#2>

早速家でギターケースを開けた!

つ・い・に!!!

買って来ましたよエレキギターーーッ!!!

なにやらケーブルもついてるな。
えーと、これどこに挿すんだろ?あっ!ギターの横に穴が開いてる!
そしたらここに挿して、、、カチッ!!
おお!カチッて言ったよ!!
もう片方は・・・あれ???どこに挿せば???

ギタリストあっきーの目の前には思わぬ巨大な壁が立ちはだかっていたのである。

当時ギターアンプというものを知らず、エレキギターさえ買ってくれば「あの音」が出ると信じて疑わなかったのだ。店員のヘビメタお兄さんはそれっぽいことを説明してくれようとしてたと思うのだが、あの長髪があまりにも怖かったためにすぐお金を払ってさっさと持ってしまったのだ!

まわりを見渡すとなんとなく家のミニコンポに同じ大きさの穴が開いていた。
「ここだ!ここに違いない!」
とりあえずその穴に接続してみた!
今考えれば相当アバンギャルドな使い方である。(注:良い子はマネをしてはいけません)

無理矢理コンポの電源をスイッチオン!

「ジーーーーガサガサ・・・」ついに音が出た!!!

あっきーは万感の思い込めて、Cのコードをピッキングした!!

「ぽよ~ん」

な、、、なんだこの情けない音は!!!
全然HOTEIさんの「ジャーーーン!」というカッコイイ音が出ない。
これではGIGが出来ないじゃないか!!!
不良品かコレは???
よくわからないままに、それから一週間ほど「ぽよ~ん」という音でギターを弾いていた。

そんなある時、中学のクラスメイトが教室にエレキギターを持って来た!
おおお!君もやっていたのかエレキギター!
どうやら彼は違うクラスの友達とバンドを結成したらしいのだ。
「今日、Aスタジオでリハーサルね!」とバンドメンバーを話をしていたのが、すっごくかっこよくてうらやましかった。
「ぜひオレも仲間に入れてくだちゃい!」と全力で言いたかったが内気なあっきーはそれを言い出す勇気がなかった。
なぜならばオレは「ぽよ~んギタリスト」なのである。。。
オレが加入したら、「ぽよ~ん」という音できっとみんなに迷惑をかけてしまうに違いない。。。

その日、彼は放課後の教室でエレキギターの練習をはじめた。
「エレキギターだ!」とクラスのみんなが彼の周りに集まって来た。
ちょっとしたヒーローである。
彼は電池で駆動するちいさな黒いスピーカーを持って来ていて、ギターをそこにつないだ。

「ジャーーーン!」

これ!!これなのよ!!!オレが出したかった音は!!!

この黒いスピーカーが必要だったのか!!!

それが「ギターアンプ」と呼ばれているものだと初めて教えられ、「エレキギターとは、ギター本体とギターアンプがあって初めて楽器となるのである」ということを学んだのである!

そして後日、その友人から例の電池駆動の超小さなギターアンプを譲ってもらった。
たしかファミコンのテトリスのカセットと交換だったと思う。
「ジャーーーン!」のためなら、テトリス安いもんである。

ついに自分の部屋で「ジャーーーン!」が出た!

この時の感動はなんと表現したらいいのだろうか。
初めてバイクに乗ったあの瞬間のドキドキにすごく近いものがある。
(バイクと言っても原付だけど・・・)

もうとにかくこの「ジャーーーン!」だけで、一週間は酔いしれることが出来た。

一日の授業を頑張って我慢して、大至急学校から帰って来て「ジャーーーン!!!」
夕飯食べたらまた「ジャーーーン!!!」
お風呂に入ったらまた「ジャーーーン!!!」
寝る前歯磨きしたらまた「ジャーーーン!!!」
もう嬉しくて仕方がなかった。

しかし「ジャーーーン!」だけで一週間ほどたつと、そらーさすがに飽きてくるものである。

「ジャーーーン!」は出たが、あの歌のバックでリズムを刻む「クックックックッ」という音が出ない!
どう頑張っても「ジャーンジャーンジャーンジャーン」になってしまうのだ。
あの「クックックックッ」とエッジの立った音はどうやって出すんだろう???
あの音が出せなければBOOWYのマリオネットが弾けないのである!!!

あっきーの目の前にまたしても巨大な壁が立ちはばかるのであった。

オレは考えた。考えに考え抜いた。

そうか!

これはきっと電池駆動のちいさなアンプだからにちがいない!
ちゃんとコンセントで駆動するしっかりしたアンプならば、あの音が出るに違いない!とあっきーは確信した。

そこで、ちゃんとしたギターアンプが欲しいなあと思っていたところ、突然友人から「15Wの小さなFender練習用アンプとFenderJAPANのストラト買わない?」という話が来たのである!
ギターとアンプとセットで、2万円でどうかという話である。

あっきーはその話に飛びついた!


これでついにあの「クックックックッ」が出せるにちがいない!


ついにちゃんとした電源から音が出るアンプ!!!


アンプの電源を入れると、赤いランプが煌々と光り輝いた!!!



おお!!



いくぜ!!!



ジャーーーン!!!




ジャーーーン!!!は出た。
電池駆動のものより、ずっとリアルな音で。


がしかし!!

どう頑張ってもあの「クックックックッ」は出てくれないのである。
HOTEIモデルでもフェンジャパストラトでも、どう頑張っても出ない!

ということはギターが原因でないことは明白である。

ならば答えはひとつ!

やっぱりアンプが悪いにちがいない!!

これはきっとこのアンプがオーバードライブだからに違いない!
ディストーションっていうやつだったらきっとあの音が出るのでは?
そうだ!そうにちがいない!!と思ったあっきーはまたも楽器屋に走った!

そしてまた長髪兄ちゃん登場!!!
「僕にディストーションをください!」
と言って頭の悪い中学生はまたしても店員さんの話を一切聞かずにBOSSのターボディストーションを購入!


そしてウルトラ大至急家に帰ってつないで音を出してみる。



緊張の一瞬!!






結果は、、、

「ジャーンジャーンジャーンジャーン」が




聞くに堪えないひどい音で





「ギャンギャンギャンギャーン!!」に変わっただけであった。。。





なんだこの耳に突き刺さる痛い音は。。。





あっきーは自分に出来る限りのあらゆる可能性にトライした。




もてる限りのお小遣いを駆使して頑張った。



これで・・・出なかったんなら・・・








もうダメだ。。。


















心が、、、



折れていた。。。









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  1. 2008/04/26(土) |
  2. あっきー物語

あっきー物語#1

+++この物語は、ピュアで内気で人一倍傷つきやすいナイーブな少年がエレキギターという楽器に出会い、ギターを弾くことで自らの殻を打ち破り、一人の男としてたくましく成長してゆく過程を余すところなくドラマ化したものである!+++

<あっきー物語#1>
ロックに目覚めたのは、THE ALFEEだ。
1987年。「タッチ」の映画を観た。
観終わった後、映画の内容よりも、主題歌がずっと頭の中で流れ続けていた。
「君が通り過ぎたあとに -DON'T PASS ME BY-」
メロディが、すごく奇麗だと思った。
これを歌ってるのは「メリーアン」のあのお兄さんたちだとすぐにわかった。そこで後日、YOU & Iという貸しレコード屋に行って、THE ALFEEのCDをレンタルしてテープにダビングして聞きまくった。テレビで聞いたことのある「メリーアン」や「星空のディスタンス」以外の曲は、もっともっとロック!していた。熱いギターの音が突き刺さるように尖っていた。
それ以来、テレビではいつも高見沢さんを見ていた。
ロックバンドのリードギターは超カッコイイ!!!
でもまだエレキギターをやろうなんて思わなかった。高見沢さんはブラウン管の向こう側の人で、すごいミュージシャンだからギターが弾けるんだ!と思っていた。


1988年。テレビで初めてBOOWYを見た。
ベストテンなどの音楽番組にも全く出演しないのでBOOWYという人たちはいったいどんな人たちなんだろう?とずっと思っていた。学校でもBOOWYがすごく流行っていた。4月に解散したとかしないとか、みんなが話していたが、そのときもなんとも思わなかった。
夜のヒットスタジオ。再放送の総集編か何かだったと思う。

初めて見るBOOWY。

「わがままジュリット」という曲で、あっきー少年は一撃でヤラレてしまったのである。
ギターを持ったシルエットがすっげーカッコ良かった。
高見沢さんはスーパースターで雲の上の存在だけど、このお兄ちゃんたちはちょっと違うぞ?と思った。はっきし言ってこの人たちの曲はTHE ALFEEのように映画の主題歌になるような感じではない。下手したらそこらへんのヤンキーの親分みたいな感じである。でも、すごくロックの匂いがした。

なぜかわからないが、BOOWYを見て、なんだか自分にもギターが弾けるんじゃないか?と思った。



「オレもギターが弾きたい!」


強くそう思った。ギターが欲しい。どうしても欲しい!

親に相談してみた。

たまたま母の友人がクラシックギターをやっているということで、そのギターを貸していただけることになった。

初めて触るギター。

初めて音を出した瞬間、、、、、もう震えた!

変な話だが、弦が振動して音が出ることにまずびっくりした!
幼少からエレクトーンをさんざんやらされていたので、電気なしで弦が響いて音が出るという楽器の持つダイレクトさにひたすらびっくりしたのである。
このクラシックギターで、基本的なチューニングやコードの押さえ方などをひたすら練習した。

しかしこれはクラシックギター。
いわゆる「禁じられた遊び」を弾くためのギターである。
「ジャーン!」というあの音は出ないのだ。
エレキギターへの憧れは募るばかりであった。。。

やっぱりどうしてもエレキギターが欲しい!
オレがやりたい音楽はエレクトーンじゃなくてエレキギターなんだ!
と親に頼みこんでついにエレキギターを買ってもらえることになった!

親にお金をもらって、勇気を出してお茶の水の楽器屋へ行ってみた。
初めて入る楽器屋さんはすっごい緊張した。
勇気を出して中に入ってみると、なんと店にはHOTEIギターが置いてあった。
「あのテレビで見たやつとおんなじだーーーっ!!」
よし!オレはこれを買うぞ!!!

そこへいきなりヘビメタ長髪兄ちゃん店員登場!!

「いらっしゃーい!YOU試奏しちゃう?」みたいなことを突然言われて、あまりにも怖かったので

「いえ結構です!これをください!!!」と言って大至急HOTEIギターを持って帰った。

当時6万円くらいだったと思う。

帰りの電車の中は期待でわくわくして大興奮だった。
今でも忘れられないくらいだ。

HOTEI.jpg


これが20年前に生まれて初めて買ったエレキギター。
経年変化でホワイトが灼けてしまって黄色っぽく変色してしまっているが、
残念ながらヴィンテージの風格はまだ出てきていないようである。。。


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  1. 2008/04/26(土) |
  2. あっきー物語

ブログ開設!

ついに!

つ・い・に!

あっきーブログスタートです!!

1988年からギターを初めて今年でちょうど20年!

ギターと出会ってなければ今の自分はなかった。。。

ギターや機材の話を中心につらつら書いて行きます!
  1. 2008/04/25(金) |
  2. 日記

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著者:あっきー


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「あっきー物語」をご覧ください


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